二〇十一年 七月  デンタ日記
 
 七月三十一日 黒石焼きそば、いがめんち、津軽稲荷寿司
 今朝は9時30分ぐらいから八坂公園周回コースを約10キロ走った。曇って気温が低く楽だったな。
 B-1グランプリで有名になった「黒石つゆやきそば」だが、その庶民の味の歴史的背景も味わい深い風味のひとつなのではないか。先日、新青森駅の1階の店で「黒石のやききそば」を一パック購入した。店のカウンターにはどんぶりが置いてあった。残念ながら時間が無かったので私はつゆそばを食ってない。中華麺というより太く平たいうどんに近い麺で、たっぷり甘辛いソースが絡んでいる。  「つゆそば」は、黒石やきそばを丼に入れそばつゆをかけて、最後にたっぷりのあげ玉とネギを盛りつけて提供されるようだ。入れられるつゆには普通のしょうゆ味のもの以外にも、ラーメンスープやトンコツスープやうどんの汁など店によっていくつかのバリーエーションが存在するらしい。その起源には諸説あって、「学校帰りのおなかを空かした中高生に、冷めたやきそばに温かいそばつゆを掛けて食べさせていた。」とか、「店が忙しくて間違えてラーメンスープに焼きそばを入れてしまった。」(ホントカヨ)などだ。
 イカゲソをタタイテぶつ切りにして、玉ねぎキャベツ人参の細かく切ったものと小麦粉をゴッチャリ混ぜて味噌などで味付けし適当な塊にして油で揚げる。イカのメンチカツ風なので「いがめんち」というらしい。レシピは家ごとで異なり、いわゆるおふくろの味になるらしいのだ。私は、これまで3回食べたが、それぞれにちがっていた。写真のこれには、キャベツが入っていなかったなな。ネイテブツガリアンは、今風にアレンジしたものは、うまいんだけど懐かしさに欠けるという。もともとこの津軽の惣菜料理は「たたき」と呼ばれていたらしい。最近になって、体を現す呼称「いがめんち」に変遷したらしい。
  津軽の稲荷寿司には、かならず刻んだ紅生姜が入っているらしい。そうそう、津軽人は、皿に一個残った食べ物を遠慮して手を出さないらしく、だれともなく「ツガルシューー」と声をかけるそうだ。「津軽衆、遠慮せずに食っちまいなよ。」てな意味合いか。?。 藩政時代のごく初期のねぷたでは、通りで喧嘩することを想定して練り歩いたらしい。記録絵を博物館で見た。
 ネイテブツガリアンのここそこ話をサイドデッシュに津軽の食い物を食った。
  

 
 七月三十日 カルーア アンド ラム フラン
 かあちゃんが、カルーアアンドラムフラン(プリン)を作った。かあちゃんのオリジナルレシピになって、ちょうど良い濃さで硬さで甘さでうんまい。。 

 
 七月二十九日 すぐりジャム
 弘前では、屋敷内にたいがいスグリの木があって、どこでもだれでも手に入るから、スグリは商品としてあまり流通しないらしい。すっぱしぶい味で塩をつけて食べるらしい。街に住んでる人が、子どものころを懐かしんでちょっと食べる。てな、具合で弘前では商品価値が薄いので朝市にすこし並ぶ程度らしいのだが、..。 
 写真は、弘前で買ってきたスグリ。緑色のほうは、西洋スグリ。かあちゃんが、ジャムにした。何にも似てないさわやかな酸味。なんともいえないうんまさだ。もっといっぱい買ってくればよかったな。。

 
 七月二十八日 木曜日
 木曜日なんだけど、休診にした火曜日と振り替えて診療した。
 次男が、弓道部の合宿に出かけていった。合宿地がどこだか知らないらしい。ふんとにまったくひとまかせでのんきなやつだ。
 ばあちゃんたちが、富山に行っていたらしい。マス寿司をいただいた。晩御飯は、マス寿司。。
 

 
 七月二十七日 かつどん
 トレッキングの疲れのせいか、腰や節々が痛いね。階段を上がるのがつらい。
 ザリガニが、一匹脱皮に失敗してお亡くなりになった。はさみ部分が旧外殻からまったく抜けていない。病気なのか、脱皮プロセスの不具合なのか、不明だ。甲殻類の脱皮は、興味深い現象だな。

 晩御飯は、かつどん。
 

 
 七月二十六日 あおもり犬
 今朝は、6時ごろに起きる。ホテルから走ってかあちゃんといっしょに弘前城公園を回る。公園内には桜の巨木も沢山あるのだが、松や銀杏その他の巨木老木があちこちに多数ある。いっぱいあるのでその大きさが目立たない。樹齢300年ぐらいの木がいっぱいあるな。(左上段写真)
 弘前公園は、天守閣があり岩木山が良く見える一部区域を有料化している。公園の環境整備、維持管理のため、また多数の公園内文化財の保存経費にあてるためらしい。4月1日から11月23日まで、午前9時 ~ 午後5時。ただし、4月23日から5月5日までの期間は午前7時から午後9時までだ。
 公園内の有料区域もこの時間以外は出入りが無料になる。早朝には、岩木山が良く見えるところに無料で立ち入ることができるのだ。(左下段写真)約5キロ走った。走ると腹がへる。
 ホテルに帰ってシャワーを浴びてから朝食をとる。弘前国際ホテルの朝食びっふぇは郷土の食材を使った料理もありバリエーション豊か。連泊者には特別な一品(エビフライ卵とじ)がサービスされた。昨日よりも野菜サラダを腹いっぱい食った。

 チェックアウトしてから荷物をフロントに預けて弘前博物館に行く。「弘前ねぷた展と津軽の歴史展」を見に行く。
 弘前のお土産を買うなら「イトーヨーカドー弘前店の地下一階」が便利。弘前のお土産がほとんどここにある。(イトーヨーカドー弘前店 0172-33-5511 〒036-8002弘前市大字駅前3-2-1)りんごジュースとか、開運堂のようかんとかを買い込んだ。弘前でお土産を買うならここだな。
 弘前駅で駅弁を買い青森行きの普通列車に乗り込んだ。「弘前のおかみ弁当」を楽しみながら新青森駅まで行く。新青森駅は新幹線と在来線を結ぶターミナルでデザインも機能も新しい。ターミナル駅は、駅そのものを楽しむこともできるなって感じた。下車して荷物をコインロッカーに放り込んで青森県立美術館に行く。駅との間をシャトルバスが往復しているので便利だ。午後3時ごろ美術館に着いた。展示室が地下にある。初めて訪れる美術館だ。全部しっかり見られないかもしれないな。2時間後、駅に帰るシャトルバスは5時8分発だ。それまでちょっとアート。

 企画展は、「青森県立美術館開館5周年記念 光を描く 印象派展-美術館が解いた謎-」であった。印象派ってなんだか良く知らなかったが、この企画展で少し理解できたような気がする。でも、解説文を読み込んでいたので展示されていた作品をよく覚えていない。設立5周年の新しい美術館だから前衛芸術作品もある。奈良 美智(なら よしとも)の「あおもり犬」の前で記念撮影をした。(左下写真) 2時間だけだったが、十分楽しめたな。機会があったらまた行きたい。
 新青森駅で、..本当は、「黒石つゆ焼きそば」が食べたかったのだが、テイクアウトできない。しかたなくパック詰め「黒石焼きそば」を買った。「いがめんち」と「おいなりさん」も買ってはやぶさに乗った。

 
 
 
 七月二十五日 世界自然遺産 ブナ原生林トレッキング。
 今朝は、6時半ごろに起きる。ホテルで朝食をとる。弘前国際ホテルの朝食びっふぇは郷土の食材を使った料理もありバリエーション豊か。いがめんち、もある。野菜サラダを腹いっぱい食った。りんごのドレッシングがうれしい。「けの汁」もある。カレーもあったな。和食系洋食系ごはん系パン系種類が多くて全種類制覇はちょっと無理だ。@895円はリーズナブル。
 ホテル最寄のマツダレンタカー(tel017-764-1020)でデミオを調達。ネット上では満車であったが、オフラインで(店頭に訪問してみると)空きがあった。ネットだけに頼るのも問題かもね。コスト:12時間/6300円。かあちゃんと二人なら直通シャトルバスで行くよりもレンタカーのほうが、時間とコストが節約できる。約1時間走って「アクアグリーンビレッジANMON」の駐車場に車を入れる。ここを基点にブナ原生林の中をトレッキングして暗門滝に行くのだ。
 午前9時50分トレッキング開始。もちろん、自然遺産の核心地域には入れないのだ。ブナの林は、日光あたりで見慣れているのだ。 が、原生林となると、大きいブナがいっぱいある。樹齢300年ぐらいの大木がある。見たことない草花も散在している。 世界自然遺産白神山地トレッキングコースに初めて入る。 トレッキングコース入り口に湧き水がありペットボトルに給水した。冷たくてまろやかでうんまい水だ。
 
 白神山地(しらかみさんち)は、青森県の南西部から秋田県北西部にかけて広がる山地で、人の手が加えられていないブナの原生林からなる地域である。昭和29年発行国土地理院地勢図には白神山地の名称が使われているが、世界遺産登録以前には弘西山地(こうせいさんち)とも呼ばれていたらしい。(以下ウィッキペデア引用)
 国際自然保護連合(こくさいしぜんほごれんごう、IUCN = International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)が、自然遺産の評価や自然保護区域分類を行う。白神山地は、Ib(原生自然地域)に分類されている。自然遺産としての登録基準はいくつかあり、白神山地ではそのひとつ「陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。」という基準が適用されて1993年12月11日に登録された。
 白神山地は、世界遺産登録地域の外側にも広大な山林を持ち、通常は、登録地域外も含めて呼ばれることが多い。その中でも特に林道などの整備がまったく行われていなかった中心地域が世界遺産に登録されている。
 世界遺産地域は、中央部の核心地域と、周辺の緩衝地域に分かれ、これらの地域は世界遺産登録時より開発を行わず、現状のまま保護されることになっている。従って、これらの地域には遺産登録以前からあった登山道以外には道はなく、今後も恒久的に整備されない予定である。特に核心地域には道らしい道はない。また、青森県側の核心地域に入るには、事前、あるいは当日までに森林管理署長に報告をする必要がある。秋田県側の核心地区は原則的に入山禁止である。核心地区は林道すらないので、そこを踏破するには極めて高度な技術を必要とする。世界遺産に登録されてから、核心地区での遭難事故もあり死亡者も出ている。
 世界遺産登録地域は、登録前後に禁猟区に指定されている。漁を行うには漁業協同組合と森林管理署長の許可が必要である。なお、漁業組合はここを通年禁漁としている。 位置は青森県西津軽郡鰺ヶ沢町、深浦町、中津軽郡西目屋村、秋田県山本郡藤里町で標高300 -1243mの向白神岳に及ぶ山岳地帯である。(以上引用)

 三つの滝からなる暗門滝は、青森県中津軽郡西目屋村にある。暗門滝トレッキングコースは、現在落石のためブナ原生林コースを回り道することになり、駐車場から片道約90分(第一の滝まで)であった。ブナ原生林コースは、ブナの原生林を貫くアップダウンの激しいコースで階段状の坂道が多いが、道は整備されている。第三滝のすこし前から川べりを歩くコースになる。増水時にはすぐに通行止めになるらしい。第三滝から第一滝までは、滝の横の斜面を滝の落差分上る急な坂道だ。そして沢沿いを登る歩道が整備されている。標高差の大きいコースで八坂公園の散歩のようにはいかないが、苦労に見合う楽しいトレッキングコースである。右側2段目写真左側から第三の滝、第二の滝、第一の滝(最上流)。
 世界遺産緩衝地域内にあるため、気軽にアクセスできて観光地として人気があるらしい。途中で、縦走ができそうな重装備の「トレッキングおばさん」たちやショッピング街からそのまま来たようなカップル、ちいさい子供を連れた家族に出会う。パッケージツアーらしいガイドさん付ちょっと高齢の集団は、第三滝までで引き返すのかな。
 一の滝に着いて、用意したアップルパイを食いながら一休み。滝の周囲は気温が低くなって冷たい風が吹く。霊気を感じる。暗門滝に行く人は、ぜひとも第一の滝まで行ってみてね。右側3段目写真左側から第三滝の前、らキャッスルファクトリーのアップルパイとシュークリーム、らショコラのアップルパイ。
 さすがに帰り道のほうが、らくだったな。天気予報に反して雨が降らずによかった。原生林を楽しくトレッキング。

 弘前にもどってキャッスルホテルのラキャッスルファクトリーでケーキとピザを食った。コーヒーをお代わりしてのんびり一時間ほど休んで疲れを癒した。

 昨夜から食事の時間と量が、イレギュラーになって、今日の昼はアップルパイとお茶だけだったし、4時半にケーキをくっちまったし、...中途半端にいろいろ食ったので、日が暮れても夕食を食べたくない。あれこれ悩んで、? 白ワインとチュウハイとおつまみをホテルから最寄のコンビニに買いに行く。

 そういえば弘前ねぷたの練習をしているに違いない。青森銀行記念館前の「ねぷた倉庫」(:?なんて言うんだろう。)に行く。やっぱりお囃子の練習が聞こえる。大人もこどもも参加するんだ。ねぷたは完成しているのだろうか。(写真)

 お囃子の練習を見ながら路上でワインとチュウハイを空けてしまった。ちょっと酔っ払っちゃって歩けないかもね。練習してる人や子にちょっと話を聞いたりしてバックステージツアーのような気分で「ねぷた」を楽しんだ。練習時間は、午後8時30分までのようだ。それ以降は、いくらなんでも近所迷惑だよね。

 ホテルに帰る途中「朝市のような野菜のマーケット」?に出くわす。そこでナスの漬物と「すぐり」を買うことになるのだが、..店番のおねえさんにすぐりのことを質問したら、...なぜか「ねぷた」の話になって、(よっていたのでその経緯を覚えていない。 店番のおねえさんが、「ねぷた」を熱く語る。しばし、ねぷたの成り立ちの歴史と現状、組織の成立について学んだ。

 そのままホテルに帰るのも、なんかもったいないような気がして、気になっていた蓬莱橋から見える土淵川べりのバーに寄って路上の露天のテーブルで白ワインとカシスを飲んだ。いっぱい酔って明日は、頭痛かも。





 
 
 
 
 七月二十四日 弘前なう。
 今朝は、5時に起きる。お稲荷さんを三個食って6時ごろ家を出る。
 東京8時12分発はやぶさ401号に乗って、かあちゃんと弘前にむかう。
 はやぶさ401号 ナウ。

 新幹線「はやぶさ」は静か。
 音も無く走り出す。
 ゆれない。
 横加速度縦加速度を感じない。
 座席の足元広い。シート楽チン。一度乗ったらやめられない心地よさ。
 仙台に9時50分に到着。
 仙台 ナウ。

 新青森駅で在来線普通列車に乗り継いで弘前に12時40分ごろ到着する。車窓から岩木山。

 弘前 なう。
 弘前国際ホテルにチェックインしてから「高砂」に蕎麦を食べに行く。海老のてんぷらは、さくさくぷりぷりでうんまいな。
 食べたいものが、食べに行きたい店がいっぱいあるのだが、あれもこれも全部は食べられないな。全部はいけないな。
 
 青森銀行の横を通り抜けて弘前城公園内の植物園に行く。
 午後6時ごろ、長男の下宿に行く。
 いっしょに豆腐懐石料理を食べに行く。水豆花(すずはな)弘前市新寺町59 tel32-3875 あまりおなかがすいていなかったので、最も小ぶりなコースを選んだ。(右写真) 写真のほかにデザートがついていてコストは@2800円。

 七月二十三日 アメリカザリガニ。
 午前は、すずし心地よく、窓を開けて診療する。午後から湿度と気温が上昇したのでエアコンを稼動する。
 トイレの水槽でアメリカザリガニを4匹飼育中。小型の熱帯魚も同じ水槽に居るので、四匹のザリガニは、それぞれ別個のペットボトルで作った檻の中で飼っている。写真はその中の最も元気に見えるやつだ。もう一回脱皮して大きくなったら、この檻では狭すぎる。 孵化したときから、ずっとペットボトルの中で育ってきたらこの狭い世界も苦痛ではないかもしれないな。 ペットボトルの檻は、こいつにとってすでに狭い。尻尾を丸めないと方向転換できないぐらいだ。触覚は常に透明の柵に触れている。長い期間ここに閉じ込めたら精神に異常を来たすかも知れない。もっとも、こいつに、自己が囚われていると認識してもっと自由になりたいと志す精神が宿っていればの話だが、...。 ザリガニの脳に経験を記憶する領野が存在すると仮定すると、こいつは、この檻から出たいと思っていると推測できる。つまり、前回の脱皮までは八坂公園の池で暮らしていたのだ。池の広さを知っている。好きなときに好きなものを食っていたにちがいない。他の動植物と共存しさまざまな経験を積み重ね生殖していくだろう。もちろん、池には亀もいるし鳥も居る。いつ誰かに捕食されるかわからない死の危険はある。が、それは自由と豊かな暮らしの代償だ。こいつは、透明の柵がない、制約の無い世界を知っていた。
 豊かな暮らしには、エネルギーが必要だ。豊富なエネルギーが供給されてきたので日本人の平均余命が世界一になったのではないか。何十年後はいざしらず現時点では、再生可能エネルギーの供給量はたかが知れてる。化石燃料を燃やしたらCO2増えるし、化石燃料の産地はいつも政情不安定だし輸送のリスクやコストもある。そして、いつかは枯渇する日本の領内にはエネルギーを採掘するところがない。まだ記憶にある昭和20年代のエネルギーを使わない暮らしに戻るか。戻れるか。今、エネルギーをあまり消費してないアフリカとかアマゾンとか中国の奥のほうとかに住んでいる人たちには、引き続き化石エネルギーを使わないようにお願いしてこれまでどうりの暮らしを継続してもらう。
 節電は、透明な檻のようなものだ。どうする、日本のエネルギー政策
。。

 七月二十二日 リベース。
 今朝は、寝過ごした。ランニング休み。
 15日にグループホーム「なかよし」さんに訪問歯科診療に行く。 I さんの総義歯を調整した。上顎は、金属床総義歯で製作してからかなり年数を経ているが、安定している。下顎はレジン床義歯だ。経過した年数のせいだけではなく、おそらく製作時から床が小さすぎて不安定だったことが読み取れる。最近下口唇の内側に義歯が当たって傷ができたようだ。リベースが必要だな。
 義歯の歯ぐきに接触する部分を義歯床(ぎししょう)という。人工歯の磨耗や他の部分の破損や欠損がなければ、義歯床の歯ぐきにあたる部分を作り直して修理すると義歯が安定して再び機能を回復する。この修理をリベースとか床裏層という。(左写真)。
 
 

 七月二十一日 台風接近。
 今日午前8時19分から八坂公園周回コースを6周して15.26キロ走った。風があり、曇り空、時折小雨、台風6号接近。気温が低くてあまり汗が出ない。トイレに行く回数が増えた。左写真は八坂公園のはすの花、ランニングを始める前に携帯電カメラ機能で撮影した。。
 

 七月二十日 頬ずり。
 朝はランニング休み。
 左写真は、下顎総義歯の作業模型(黄色い石膏でできている。)を咬合器に装着したところ。機能的な総義歯を製作するにはさまざまな工程を重ねなければならない。
 たいがい、総義歯を新しく製作するときは、テッシュコンデショナーを用いて総義歯の咬合圧機能印象をする。印象面や床辺縁の形態が思惑どうりに形採れていると、思わず「印象面に頬ずりしたくなる。」と言う。そばに居るスタッフに笑われる。「頬ずりしたい。」のはオーバーな表現だが、うまくいったことが、それくらいうれしいのだ。

 七月十九日 ウイスキー 響 く。
 今日午前6時27分から八坂公園周回コースを2周して5.38キロ走った。
 サントリーウイスキー「響」には、30年ものもあるのだが、..。 17年ものが8400円買えるんだな。(左写真) 17年ものが、リーズナブルでおいしいと思う。いつか機会があれば、20ねんものとか30ねんものとか賞味してみたいものだな。やっぱりどんな酒でも長く寝かせたものはうまいのかな。
 ウイスキーは、あまり好きではなかったのだが、これまでおいしいウイスキーにめぐり合っていなかっただけなんだな。歳をとると、いろんなものにめぐり合う機会が多くなることがうれしいな。おいしいものは、たしかにひびく。
 

 七月十八日 なでしこジャパン優勝で、祝日だ。
 今日は、なでしこジャパン優勝で祝日だ。休診だ。
 午前6時09分から八坂公園周回コースを8周して20.87キロ走った。朝早くから、ウォーキング、ランニングをしている人たちがいっぱいいる。朝から暑いよ。どんどん気温があがる。十分給水しながら約2時間走った。今日も野球場では試合があるらしい。
 シャワーを浴びてのんびりした。10時から、なでしこジャパンとアメリカの試合を見る。日本が優勝してるのはすでに知ってるので安心してテレビを観た。でもすごい、良い試合だったな。こりゃ、日本中が、いやアメリカ中も、やっぱり世界中が、か?、興奮しただろうよ。

 1995年(平成7年)に制定され、1996年(平成8年)から施行された日本の国民の祝日の一つである「海の日」は、制定当初は7月20日だった。2003年(平成15年)の祝日法改正(ハッピーマンデー制度)により、7月の第3月曜日となった。祝日法(昭和23年7月20日法律第178号)第2条では、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としている。世界の国々の中で「海の日」を国民の祝日としている国は唯一日本だけらしい。

 

 七月十七日 八坂公園。
 午前8時47分から八坂公園周回コースを5周して12.04キロ走った。サッカー練習試合をしている。少年野球の練習試合がある。みんな暑そうだ。今日は12キロ走るのがせいいっぱいだな。
 走った後は、エアコンと扇風機でクールダウン。10キロ走ると、やっぱり膝の下が痛いな。
 午後は、Z4を洗車をする。

 七月十六日 夕日が赤く、台風6号接近中。
 日没までもう少し。夏の落日は赤く早い。午後6時42分から八坂公園周回コースを2周して5.04キロ走った。 
 鵞足(ガソク)は縫工筋と薄筋と半腱様筋の3つ腱から構成され、脛骨粗面の内側部付近に付着している。ガチョウ(鵞鳥)の足に似ている事より鷲足と呼ばれている。ランニングのときに足を後ろに蹴り出す時、減速させる時などに、過度の負荷がかかったり、鵞足と内側側副靱帯との摩擦で炎症が起こる。鵞足部を中心に痛みがあり大腿骨の遠位内側部まで痛みが広がることもあるらしい。鵞足炎をおこしてるかも知れないな。


 七月十五日 ヴィクトリノックスのトマトピーラー。
 午前6時14分から八坂公園周回コースを4周して10.01キロ走った。朝早くには走ってる人が多い。とても走るのがつらいな。暑いし、。
 駐車場に農業用トラクタが置いてある。(右写真) 見かけはかなりおんぼろなんだが、稼動する。弟がかあちゃんの畑を耕運してくれた。時々、耕運しないと雑草だらけになってしまう。
 先日、ドイツに研修に行った患者さんからお土産をいただいた。ヴィクトリノックスのトマトピーラーだ。(左写真) 2枚の対向する刃にはギザギザが付いている。トマトの柔らかい皮を無理な力を入れず、スムーズにむくためらしい。本日、かあちゃんが初めて使ってみた。皮が薄くむけてとても使い心地が良いらしい。 

 七月十四日 木曜日には昼寝。
 水を入れたペットボトルを冷凍庫に入れて一晩寝かす。ボトルは凍る。凍ったボトルを持って八坂公園に行く。木の根元に置く。走っていると凍ったボトルが溶けてきて冷たい水が飲み頃になるのだ。周回コースを一周するごとに木の根元に置いた冷たい水を飲む。午前8時30分から八坂公園周回コースを4周して10.13キロ走った。八坂公園の人工池の蓮が花開いている。9時半になると太陽はすでにすごく高い。.
 この季節、何をするにも給水が大事だ。ランニングをしたあとに刈払機とトリーマーを使って家の周りの芝刈りをする。すごく暑いのだが安全のため作業着を着用する。前回の芝刈りのときはトリーマーで左足を切ったが、作業着を着ていたので傷が浅くてすんだ。電解質を補給するために給水にはスポーツドリンクを使用する。熱射病になっちゃうと大変だからね。
 10キロ走ってから炎天下での芝刈り作業は、さすがに体力を消耗する。昼食後は3時間ほど昼寝をした。
 

 七月十三日 医療安全会議。
 午前6時16分から八坂公園周回コースを3周して8.36キロ走った。昨日よりも楽に走れたな。左写真は八坂公園の人工池。
 昼休みにTTさん宅に訪問歯科診療をする。一般のおうちに訪問診療すると、そのお宅で診療する場所になれるまでまごつく。洗面所の位置とかテーブルの位置とかなどだ。Tさん宅は、今日で2回目、スタッフ2人を伴っていったので効率が良い。上下総義歯を即重レジンで補強して、咬合面に即重レジンを盛り上げて咬合高径を挙上して、さらに上下総義歯にテッシュコンデショナーを施した。義歯がかなり安定した。テストフードを食べていただいて痛くなくかめるのを確認して今日の診療を終わりにする。
 その後、午後の診療の一部を休診にして医療安全会議を実施する。スタッフのおかあさんが作った茗荷饅頭をいただいたのでいっしょに記念写真を撮る。(右写真) 今日はスタッフ全員がそろった。スタッフ全員で訪問診療や日常業務状況などの情報共有をする。

 七月十二日 老健きねぶち 訪問歯科診療。
 午前6時52分から八坂公園周回コースを2周して5.56キロ走った。とても走るのがつらいな。5キロ走るのがやっとだ。
 今日は、昼休みに老健きねぶちさんに訪問歯科診療に行く。 Hさんの総義歯にテッシュコンデショナーを施す。噛む力が衰えているのかテッシュコンデショナーがうまくのらないので全部そぎ落としてやり直した。(左写真)
 散水用の井戸水をくみ上げる電動ポンプが故障した。モーターが回っているようだが水が上がってこない。水道設備屋さんに診てもらう。リレースイッチのようなものを交換して調整したら直ったらしい。25年も使っている水道ポンプなので新品と交換かと思っていたのだが、部品交換修理で大丈夫だったようだ。(右側上段写真)
 午後6時30分から芝生に散水しながら家の周りを約3キロ走った。家の周りをぐるりと回ると約170メートル、2周か3周して散水口の位置を変える。芝生や花壇に満遍なく水を撒きおわったら3キロも走っていた。走行距離はGPS計測器でリアルタイムで計測する。(右側下段写真)

 七月十一日 テッシュコンデショナー液の冷却。
 午前6時10分から八坂公園周回コースを2周して5.42キロ走った。
 連日暑い。室温は25度以上だ。夜はエアコンが稼動してないから診療室の室温はもっと上昇してるかもしれない。連日使用するテッシュコンデショナーの液温が高くなっていて化学反応が早く進むためか硬化時間が短くなって操作がうまくいかない。使用する前に氷でテッシュコンデショナーの液を冷却する。(左写真) 

 七月十日 14キロ走ったぜ。
 暑い。うだっちゃうよ。暑くて何もしない日にしようっと。
 午前7時30分から八坂公園周回コースを7周して約16キロ走った。汗だくだぜ。帰ってから駐車場に除草剤を撒く。除草剤を使うと運がツキルかな。?ちょっと不安。 放射線より除草剤のほうが危険だぞな。でも半減期は格段に除草剤のほうが短いか。
 SSD(SolidSteteDrive)をノートパソコンに搭載してWindows7をインスツールする。データを整理しながら入れ替えている。メーラーの設定やら、アプリケーションのインスツールして動作環境の設定やら結構手間がかるんだな。

 七月九日 携帯電話充電器。
 単三乾電池2本で携帯電話を充電する装置。いつの間にか3個たまっている。電池切れのときにこどもたちが、コンビニで買っちゃうんだろうな。
 もう梅雨明けしちゃったか。もうしばらくは、曇りですずしい日はないのか。。
 

 七月八日 歯軋り防止装置。
 左写真は、歯軋り防止装置を製作中。 
 右写真は、晩御飯とデザート。

 七月七日 1000円ランチ和食。
 蒸し暑い木曜日。今日は休診日。午前9時から長谷周回コースと八坂公園周回コースを回って約11キロ走った。
 守谷駅前のお店で和食のランチをいただく。刺身盛り合わせ(6種ぐらい)、おでん(3種)、ゴマ豆腐、わらび餅、おしんこ、がついて1000円。とてもリーズナブルだな。
 

 七月六日 ザリガニの脱皮。
 ザリガニの脱皮の動画撮影に成功した。うちのトイレの水槽でザリガニを飼っている。朝、トイレに行くとザリガニが脱皮直前だった。
 ザリガニは、生まれた年には8~10回ぐらい脱皮するらしい。脚などに欠けた箇所がある個体は、さらに回数が増えるようだ。脱皮は、ザリガニの成長に必要不可欠だが、最も危険な儀式であり、命がけの作業だな。何かの理由で脱皮に失敗すると、ザリガニはそのまま死んでしまう。脱皮が始まりそうな個体は、他のザリガニから隔離して安全を確保してやる。脱皮が近づくと、食欲がおとろえたり体色が変化してきます。これは、自分の外殻を形成していたカルシウム分を一度血液中に溶かし込み、胃袋の中に石状の結晶として貯えているからで、この時、古い外殻の内側には、新しい外殻がすでにできあがっている。 脱皮の直前になると、頭胸甲と腹節の間にすき間ができる。(左写真:黄色矢印) 脱皮前24時間程度になると目立ってくる。このすき間で脱皮時期を予測するのだ。今朝、トイレに行くと10分後には脱皮が始まる雰囲気だった。デジカメを用意して待っていた。
 ザリガニが、横に寝転んだら脱皮開始だ。(右側写真) 脱皮自体は、約3分で終了する。脱皮が終わった直後のザリガニはすごく柔らかい。体を支えることさえできない状態なのでイカのように漂う。体全体が完全に固まるまでは、だいたい72時間かかる。ザリガニは脱皮後、胃の中に貯えておいたカルシウム分を再び血液に溶かし、からだ全体の新しい外殻に供給していく。脱皮後24時間くらいたてば、餌も少しずつ食べるようになる。脱皮した自分の殻を食う。 ザリガニの脱皮動画を観る。(29817kb)
 

 七月五日 総義歯の試適。
 人口歯配列の終わった上下総義歯。赤い部分は蝋でできているのでこの状態を蝋義歯という。
 

 七月四日 rugalack。
 かあちゃんが、シナモンロールのルゴラックを焼いた。ユダヤ人の伝統的な菓子パンらしい。

 七月三日 10キロ走ったぜ。
 少し気温が低い。風がある。八坂公園周回コースを走る。テニスコートでテニスの試合が、野球場で少年野球の試合が行われている。市民プールも9時から始まった。ここ数日間走っていないのでしっかり走らなくちゃと思った。若者がサッカーの練習試合をしてる。負けられないから、私もしっかり10キロ走った。
 午後は、かあちゃんとおかいもの。かあちゃんは、消耗品をいろいろ調達に行くのだろう。私は、うちに居るのがいやなのでくっついて行きアウトドア用品をチェックしたりパソコン部品の相場をちぇっくしたりする。最近のアウトドアクッカーはチタン製なんだ。カラビナもチタン製か、?大きくしっかりしてるのにとても軽い。チタン製はとても軽くて丈夫で使い心地がよさそうだ。トレッキングシューズも新しくしなくちゃな。キャスター付きのトラベリングバックも欲しいね。あちこち見て歩くと物欲がふつふつと湧いてきて物が欲しくなる。
 リトル秋葉原は、パソコン工房つくば店のことだ。かつては、つくば市にも多くのパソコンショップが存在したのだが、今はパソコン工房つくば店だけが残っている。パソコン部品が、秋葉原とほぼ同程度の価格で手に入るので「リトル秋葉原」と呼んでいる。在庫している商品の種類は少ないから現物を確認できないことが多いのが残念だけどね。
 リトル秋葉原でSSD(SolidSteteDrive)を1個買った。
 バジルが育った。バジルとトマトとチーズでなんとなくイタリアン。(左写真)

 七月二日  キリスト教者の葬儀。
 私の従兄弟の奥さんが亡くなった。お別れに前橋斎場まで行く。
 私と彼とは年回りも近いこともあり中学生のころまでは、年に何度か会って遊ぶ機会があった。その後、会う機会はなくなった。私が知っていたのは中学生のころまでの彼だった。その後、どんな時を重ねていたか、奥さんとどう出会いどんな暮らしをしていたか知らない。故人とは一度お会いしただけだった。
 キリスト教者の葬儀は、わかりやすい。異端のものにもとてもわかりやすい儀式であった。
 葬儀に集う人々の立ち振る舞いから故人の人柄がしのばれる。夫である私の従兄弟が、前橋で故人と故人の家族、多くの人たちと幸せな日々を重ねていたことを垣間見ることができた。妻から愛された。妻の家族から信頼されている。妻の知人友人に責任を果たす。そこに、私の知らない責任感のある信頼される立派な男がいた。
 私の従兄弟、彼が故人とまた会う日まで引き続きより幸せな日々が続くことを、こころから願う。
 

 七月一日  いくつかの宗教。
 あっという間に7月になっちゃったな。直島に行ってからもう1っ花月過ぎちゃった。暑いぜ。毎日30度以上だ。
 私は、仏教徒か?厳密には、おそらく、ちがうだろう。生まれ育った家の宗派を継承してその宗派の信徒になっているが、毎日、念仏を唱えたりしない。仏像を拝んだりしない。仏教伝来や宗派の系統を理解してるわけでもない。..寺の檀家ということに成っているのだろうが、なにかしてるだろうか。日常は、その宗派の名前さえ忘れてる。だから、その宗派の教義すら知らない。ではなぜ、仏教徒のように振舞う時があるのか?。私の祖父は、毎朝神棚におまいりをしていた。ときどき、林に入り榊の枝を取ってきて神棚に供えた。 私は毎年、元旦に八坂神社に初詣に行く。私は、八坂神社の氏子なのか?。神道の教義を知らない。歴史的背景からか、多くの日本人は二つの宗教に同時によりそっているようだ。私の結婚式は、神道でとりおこなった。これまで参列した多くの葬儀は仏教で行われていた。二つの宗教をその時々で使い分けているのか。なぜだろう。そのほうが暮らしやすいからだろうな。他人の信心の深さは計り知れないが、すくなくとも私は、厳密には仏教徒ではないだろうな。神道をこころのそこから信仰してるわけでもない。
 私の心の奥底には、アミニズムのようなものが溜まっている。私の心底にある宗教観「神の概念」を今はまだうまく説明できない。ま、これを他者に説明する必要はいっさいないのだがよ。

 キリスト教の教えでは、人は死ぬと肉体は朽ち果てるが、朽ちない精神が天地の創造主である神の直接の支配に委ねられるらしい。 キリスト教者がお亡くなりになると、故人の霊を慰めるとか、冥福を祈るというようなことはしないらしい。天地の創造主である神を礼拝することで葬儀の全てがつくされるようだ。礼拝は、賛美歌、聖書朗読、祈り、説教などから成っている。説教や挨拶などの言葉も、死者に呼びかけるようなことはない。 ただ、主権者である神の尊厳と、残された者への慰めと祝福を語るのみのようだ。、故人の遺体に最後の対面をする場合もキリスト教者は遺体を拝むことはしないらしい。
 


二〇十一年 七月  デンタ日記


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