二〇一〇年 十一月  デンタ日記
 
 十一月三十日 もうすぐクリスマスだ。
 今日は老健きねぶちさんに訪問診療をした。左写真は、「夜の老健きねぶち」夜のクリスマスイルミネーション。
 都会の診療所に転職したかつてのスタッフが、地元に戻ってきたようだ。そして今日うちに遊びに来てくれた。私はとっても嬉しい。とても元気そうだ。なつかしい。相変わらずの笑顔がうれしいな。(右写真) 

 十一月二十九日 メール。
 次男を迎えに守谷駅まで迎えに行く。迎えを乞うメールが来ていたのだが、確認するのが遅れて2時間後になってしまった。。
 

 十一月二十八日 日曜日のアップルパイ。
 今朝は、まず長谷寺の大銀杏の色ズキ具合を確かめに行った。まだ緑色の葉がある。銀杏の木の真下に選挙ポスター用の掲示板が設置されていた。全部黄色になるのは1週間ぐらいかかるだろうか。写真を撮るのは選挙が終わってからだな。すぐに掲示板を撤去してくれるといいが、..。その後八坂公園周回コースを走り、合計で約11キロ走る。八坂公園では、少年サッカーチームの試合をやってる。野球場でも試合が行われていた。かあちゃんといっしょに花壇の植え込みの手入れをする。花壇に肥料を追加した。そんなこんなであっという間に午前が過ぎ去る。
 午後2時ごろからパソコンで原稿を書いていたらいつの間にかまどろんでしまった。かあちゃんは友人と一緒にアップルパイを焼いている。陽がくれるのが早いな。あっという間に夜だ。
 

 十一月二十七日 土曜日。
 昼休み訪問診療に出かける。 Gさんの総義歯にテッシュコンデショナーを施した。総義歯が義歯が安定してよく噛めるようになったようだ。さらにテッシュコンデショナーを重ねて咬合の高さを徐々に上げていく。義歯全体が良好になったら咬合圧印象をして新しい義歯を製作する予定だ。
 

 十一月二十六日 もうすぐクリスマスか。
 左写真は、老健きねぶちのホールにこの季節になると毎年設置されるスノーマン。玄関前にはクリスマスイルミネーションが設置されている。夜になると電飾が綺麗だ。
 今日は、ハートフル広侖さんに訪問診療をする。先週、TさんとFさんの上下総義歯の粘膜面にテッシュコンデショナーを施して義歯の安定をはかった。食事のときも具合がよさそうだと職員の方から報告があった。TさんとFさんの上下総義歯を次回にあずかって修理しようと思う。 
 

 十一月二十五日 相続・贈与。
 今日は、木曜日だが診療をした。
 相続税がかかるほどの資産を相続する予定はないが、手続きはどうするのだろうか。相続税が掛かるほどの資産をこれから稼げるワケではないが、どれぐらいの控除があるのだろうか。いろいろ気になる昨今、私もそんな年回りになったと言うことかな。
 どんどこどんどこ時が回る。あっという間に80歳代になっちまうんだろうな。うかれていると気づいたら爺か。ほんとにまったく、ウラシマ伝説の戒めだな。

 十一月二十四日 守谷駅。
ラヂオの音を絞る。
ドアミラーが風を切る音。
乾いた路面と四輪が触れる音。
デフレンシャルギアが回る音。
エンジンの唸りが重なって、心地よい。
センターラインをトレースしてTX守谷駅まで次男を迎えに来た。
時をともに、Z4。
 

 十一月二十三日 健康まつり・忘年会。
 岩井中央公民館で岩井健康まつりが開催された。坂東歯科医師会も一つのコーナーを設けて歯科口腔衛生概念の普及につとめた。私も午後の部に参加して歯科医師会コーナーにつめた。午後6時から歯科医師会の忘年会があった。もう忘年会である。
 北朝鮮が韓国の島を砲撃したようだ。
 

 十一月二十二日 無印良品。
 昨日、守谷の無印良品に出かけた。無印良品ブランドのマシュマロを買った。(写真は無関係)
 

 十一月二十一日 蕎麦。
 日曜日、ひさしぶりにどんぐり亭に蕎麦を食べに行く。庭に米粉の製粉所と大谷石製のピザ釜が設置されていた。米粉のパンやピザを焼くのかな。米の消費を促しているのだろう。
 

 十一月二十日 アーモンド。
 うちの食卓には、ローストしたアーモンドがいつも瓶に入れて置いてある。(左写真) 私が幼い頃にはナッツと言えば落花生でアーモンドなんか知らなかったし粒のアーモンドなんか見たことなかったのだ。グリコアーモンドチョコレートが昭和33年に発売されて、私ははじめてアーモンドの存在を知った。私が5歳の時である。
 小学生だったある日、アーモンドの粒を多数一度に口にほおばってバリバリ食ってみたくなった。そこで、グリコアーモンドチョコレートからチョコレートを取り去りアーモンドの粒を取り出して..。 実は、アーモンドの粒を噛み砕かないようにして周りのチョコレートをなめて溶かして食べた。取り出したアーモンドをパッケージの中にためて、最後にいっきに全部口に入れて..、たしか8粒だったと思うが、全部口に入れてバリバリ食った。
 土曜日の夜は、のんびり。かあちゃんは、昨日封切られた「はりーぽったー」最新作を観に行っている。私は、ハリポタはいらない。 アーモンドをつまみにビールもどき(発泡酒?)を飲みながらNHKの「坂の上の雲」第一部再放送を見ている。 幼い頃のつまらんひとコマが、土曜の夜をさらに彩る。。
 

 十一月十九日 ハートフル金曜日。
 毎週金曜日は、ハートフル広侖さんに訪問診療をする。TさんとFさんの上下総義歯の粘膜面にテッシュコンデショナーを施して義歯の安定をはかる。良い状態になった。
 

   
 十一月十八日 木曜日。
 今日は休診日。午前8時から八坂公園周回コースを1周する。公園内は木々の葉が赤や黄色になっていて楽しめる。ついでに長谷寺の大銀杏の色づき具合を見に行く。田んぼの周辺を回って帰ってきた。合計10キロぐらい走ったかな。田んぼの中に大型の野鳥が数羽居る。排水路周辺でカワセミに遭遇することもあるそうだ。岸にカワセミの巣があるらしい。
 

 十一月十七日 3歳児検診。
 午後1時30分から岩井健康センターで3歳児検診があった。私が歯科検診を担当する。約30名を検診したが、切削して充填が必要なほどのむし歯のある子は4名ほどだ。多くの子は家族が的確に仕上げ歯磨きをしているようで、歯や歯ぐきが輝いている。左写真は、親子が、検診後に保健婦さんか歯科衛生士さんから保健指導をうけているところだ。

 
 十一月十六日 微粒子。
 はやぶさのカプセルの中に「いとかわ」で採取した微粒子が発見された。かずかずのドラマチックなエピソードを重ねて地球に帰還したカプセルの中に微粒子約1500個があったのだ。「はやぶさ」にさらに「一番」を付加した。(科学技術は、2番じゃ意味がないところもあるんだよ。) 世界で一番の栄冠は嬉しく誇らしく頼もしい。日本の科学技術が一番先を走るところもあるんだ。
 いわい将門ハーフマラソンで一位のランナー(男女別)は一時間30分以内でゴールする。私の約2倍のスピードで21キロを走りぬく。みんなに賞賛され、さらにホノルルマラソンに招待される。でも、市民マラソンは、一番でなくても良いんだ。それぞれ、自分自身とのレースなんだ。自分とのレースを楽しむ同級生の「みのる」さんは、今回は風邪をひいて練習不足体調不良のまま出走した。(左写真の右側のヒト) 弁慶装束の若者は、見るからに弁慶の顔体格で似合っている。(右写真) 個人的に、今年から導入されたらしい「コスプレ賞」をあげたい。今回は6700人以上がエントリーしたらしい。一番にならなくても良いんだ。ハーフコースを完走するとたとえ「ビリ」でもホノルルマラソンに招待される抽選に参加する権利がある。抽選方法はユニークなじゃんけんだ。おまけに、坂東市民のランナーには市民枠があり二度チャンスがある。(右側写真じゃんけん抽選風景) 今大会は有森さんやイベントDJの司会進行で大会全体が大いに盛り上がった。ランネット上の参加ランナーの書き込みでも多数良いコメントがあがっている。地元の大会が良い評価を受けるのは嬉しく誇らしく頼もしい。大会関係者の尽力と、特に市民ボランテアの力の集積がイベントを成功させるのだろう。一人一人は、ちょうどはやぶさのカプセルのなかの電子顕微鏡でないと確認できないような微小な存在なんだけど存在意義は絶大なんだよね。
 微粒子の俺にはどんな存在意義があるんだろうか。

 十一月十五日 寒気。
 寒気が南下して明日の朝はめっきり寒くなるようだ。うちの駐車場から夜空を眺める。(左写真) 弘前では雪が降っている。
 昨日かあちゃんがマラソンのあとうちでにアップルパイを焼いた。あったかいアップルパイがうんまい季節だな。 

 十一月十四日 いわい将門ハーフマラソン。
 今日は、いよいよいわい将門ハーフマラソンの日だ。マラソンレースの日の朝食は、いつもおにぎり玉子焼き麦茶(左側上段写真)でスタート時間の約3時間前に食べる。
 今年は義兄ノブもハーフにエントリーしている。メイン会場で三人で記念写真を撮る。(左側2段目写真) 天候は曇り、気温15度ぐらい、無風。将門マラソンの天候としては私の経験の中で過去最高のコンデションです。今回からハーフコースのスタート位置が変更になり岩井のメインストリート端の岩井警察派出所前からのスタートとなった。スタートの列に並んで義兄ノブと記念写真を撮る。(中側上段写真) スタート地点でゲストランナーの有森有子さんがランナーとタッチしている。(中側2段目写真)
 さて、間違えて10キロコースにエントリーしたかあちゃんですが、50分21秒の記録で、なんと40歳代で6位入賞をはたし賞状と記念盾をもらってご満悦。(右側写真)。 
 私のタイムは、2時間7分11秒(ネットでは2時間5分ぐらい)で予想どうりの記録でゴールしました。コンデション体調から記録を予想できるようになった。義兄ノブも完走し、ホノルルマラソン招待をかけたじゃんけんにも最後の二人まで勝ち残った。(中側下段写真)。  コース沿道にはあちこちにコスモスの鉢植えが置いてある。田んぼの中のコース沿道にはずっとコスモスの花が並んでいて綺麗だった。(左側下段写真) ボランテアの人たちが育てていたらしい。そのほかにも大会本会場の運営、警備、給水、交通整理など多数のボランテアの人たちの力で大会が成り立っていて盛り上がっていました。おかげさまでレースを安心して楽しむ事ができました。全ての関係者に深く感謝いたします。

 十一月十三日 メタルボンド。
 Hさんの右下第一小臼歯のメタルボンド・ポーセレン(陶材焼付け前装金属裏装鋳造冠の俗称)が出来上がりました。噛む面には意図的に色むらを付けて自然な歯に見えるようにしてあります。自費診療になりますが、小臼歯や大臼歯にも適応できる方法です。

  

 十一月十二日 APEC。
 APEC(Asia-Pacific Economic Cooperation)アジア太平洋経済協力とは、太平洋を取り囲む21エコノミーによる経済協力枠組みであるらしい。 APECには、多種多様な国と地域が参加しているため、メンバーの国・地域を指す場合には「エコノミー」と呼んでいるらしい。そもそもアジア太平洋地域とは、アジア、北米、南米、オセアニアという全く異なる地域が集まって形成しているものであり、アジア太平洋地域という概念は最近うまれたらしいんだな。今年は、日本が議長国となり横浜で会議が開催されている。 10日、11日には閣僚会議が横浜で開催されている。閣僚会議は、大畠経済産業大臣及び前原外務大臣が議長を務め、直後に行われる首脳会議に向けて日本APECの成果の最終確認がされた。
 APECとは関係なく近頃、キリンノドゴシ生を飲む事が多い。美味しいし心地よくなる。後味すっきりで頭痛がしてくることもないな。一缶飲み終える前にすっかりよってしまうのでとっても安上がりだ。

  

 十一月十一日 さんかくおにぎり。
 私が、初めて「さんかくおにぎり」をにぎれるようになったのはいつだっただろうか。 ある日、唐突に綺麗な「さんかくおにぎり」をにぎるコツをつかんだ。それから、おにぎりをにぎるのが楽しくなった。こんなことが「できる」のは楽しいことなんだ。 「楽しい人生」は、夥しいこんな「できる」の集積の結果かもしれない。
 午前8時家を出て、八坂公園周回コースを一周し、さらに実家まで走って行った。 実父二郎が、今朝は飯を炊いたのだが食欲がなく飯を食う意欲がないという。そこで、二郎におにぎりの作り方を教えた。具を用意する。種を取り除いた梅干、昆布の佃煮、子持ち昆布の佃煮、海苔、塩。佃煮はみじん切りにして飯に混ぜ込み小ぶりのおにぎりにして海苔をまく。梅干を中心に入れ込んで普通の大きさでにぎって海苔をまく。塩をふってにぎる。四種類のにぎりめしを作った。さんかくにするコツを教えたが、二郎はできなかったな。二郎は、83歳にしてはじめて「にぎりめし」をつくった。(左写真) 形は、さておき「できる」ことは楽しいだろうよ。まして炊きたてのうまい飯でおいしい具さらに極上の海苔がまいてあったらうまくて楽しい。その後の知らせで二郎はおにぎりを食いすぎたらしい。昼過ぎまで腹が減らずに昼食はレーズンヨーグルトだけだったようだ。
 

 十一月十日 医療安全管理会議。
 老健きねぶちさんに訪問歯科診療をする。(左写真)
 毎月一回午後の診療の一部を休診にして一般診療会議と医療安全管理会議を行っている。(右写真) 今日はスタッフの一人が欠席した。
 歯科医師会から、指名手配中の男が、自費診療で歯科治療を希望する事があるので注意するようにと通達があった。言われるまでもなく、私は健康保険証なしで受診を希望するヒトは警戒している。日本では、しばしば健康保険証がIDカード(身分証明書)の代わりとして使われている。IDカードの代わりとして使われる健康保険証を持っていない、あるいは提示しないのは、身分を隠している可能性があると推測してもおかしくない。 

 十一月九日 私の「魔方陣」。
 西暦、年号、私の年齢、かあちゃんの年齢、二人の子どもたちの年齢、実父の年齢などや周期的に起こるイベント、例えば医療監査、運転免許の更新など。また、予測されるイベントなど。例えばWindowsXPのサポート終了、息子の卒業、年金支給開始とか。いろいろ書き込まれた年表を作る。生命保険の見直し、家の改装、診療設備の交換など実施時期がおおざっぱな予定もある。はたまた、孫娘の誕生予定や成人予定などもある。(子どもたちはまだ結婚していないし、相手の気配もない。) さすがに、ひ孫はまだイメージできないのでこの表には記述がない。いろいろ数字がいっぱい書き込まれている。私は、これを「魔方陣」と呼んでいるのだ。
 私の「魔方陣」を眺めながら、2055年はどうなんあろ、などと夢想しながら、キリンノドゴシ<生>なんか飲んでたりする。人生は、まどろみ。

 十一月八日 USBメモリの洗濯。
 USBメモリが昨日から見当たらなくなっていた。(左写真) かあちゃんに言われるまで思い出せなかったから短期記憶にそうとう問題がでてきたな。どうやら、白衣のポケットに入っていたらしい。洗濯籠に集積されていたから、そりゃ、みつヵらないわな。
 あまりに小さいのでその存在感が薄い。どこにおいたかわからなくなってしまう。派手な黄緑色のストラップをつけたのだが、ポケットに入っていたのでは目に付かない。いつかはやってしまうかなと思っていた。USBメモリの洗濯。白衣のポケットに入れたまま洗濯されてしまった。バックアップのとっていないデータが多数保存されている。どうしよう。
 40度ぐらいの熱風で良く乾燥してからスロットに挿入してみる。ちゃんと動いた。データが助かった。

 
 
 十一月七日 八坂公園は哲学の道。
 時は、加速度を持って過ぎ行く。歳をとった私のこの先は、時の流れがもっともっと加速するのだろうか。秋が深まり木々が色づく。八坂公園でも赤い葉や黄色い葉が多くなった。4日ぶりに八坂公園周回コースを走る。
 いつもの八坂公園周回コースが哲学の道に思える。黄色いかえでの下をくぐり、黄緑の銀杏の横を抜ける。S字の坂道の横に実の付いた林檎の木がある。広場が黄色い落ち葉で満たされる。800メートルの直線は落ち着いた緑色の並木道になっている。
 周回コースをリズミカルに走りながら、どうして私は走るのか。なぜ子を育てたのか。なぜあんなにいっぱい恋をしたのか。今欲しいものはなにか。なぜノーベル賞なのか。などと考える。 私の道は、いつも回り道なんだろうか。どうして回り道をした事が楽しかったのだろうか。近道をしてないのにどうして比べる事ができるんだろう。とか、私の人生を振り返ったりする。考えたりする。そうこうしているうちに約90分が加速度をもって過ぎ行く。今日は約10キロ走った。
 かあちゃんが朝食にスコーンを焼いた。(右側下段写真) 私は、スコーンのパサパサ感が好きになれない。
 かあちゃんが夕食にフォカッチャ(イタリアのパン:右側上段右写真)とグリッシーニ(イタリアのパン:右側上段左)を焼いた。ローズマリーとタイムとニンニクと塩で味付けしたグリルドチキン、キャベツと林檎とゆで卵のサラダ、レンコンとにんじんと大根とごぼうとヒヨコマメとグリンピースのスープ。カマンベールチーズの夕食。12品目。
 午後4時から実家のキッチンの掃除をする。3時間ぐらい費やして使わない容器や食器を処分して棚にスペースを確保した。使わない物は処分してしまったほうが掃除が楽だ。「食」をマネージメントする「主婦」あるいは「主夫」が居なくなると、「うまいもの」を生産するキッチンが崩壊するな。。

 十一月六日 朝食と昼食そして夜。
 今日の朝食。ゆで卵、トマト、レタス、ゴマ、レンコンとたまねぎ、ブロッコリー、ちくわ、豆スープ、コーヒー、牛乳、パン、レーズン、りんご。朝食で14品目を食っている。かあちゃんは、えらいな。
 ずっとむこうまでくっきりすっきり見える秋晴れの土曜日。のんびり暮らしたい。
 お誕生会。中学の同級生8人と、飲みながら食いながらつまんない話をぐでぐでとする。わるくないな。のんびり時がながれていく。
 夜は、マグロ、イカ刺身、大根(刺身のつま)、チョコレート、みかん、焼き鳥、カップめん、7品目か。
 昼は、ご飯、にんじんと大根のスープ、キャベツ、豚肉あとなんだっけ、4品目か?。合計25品目か。
 やっぱり、30品目食うのは難しいな。

 十一月五日 訪問診療。
 今日は昼休みに、ハートフル公侖さんに訪問診療をする。Fさんの上下総義歯の粘膜面にテッシュコンデショナーを施して義歯の安定をはかる。
 診療室に加湿器をだした。インフルエンザ予防には、過失じゃなくて加湿。

 走ってないよ。こんなんじゃ将門マラソンで2時間切れないよ。

 十一月四日 祖父母。
 私の家には1958年ごろにはテレビがあった。私は、ものごころついた頃からそのテレビが壊れて映らなくなる小学校低学年まで毎日テレビを見ていた。「ラッシー」「名犬リンチンチン」「ララミー牧場」などアメリカのテレビ番組をよくみた。ドラマに出てくるアメリカの女性はみな美人でスタイルがよかったので、私は将来アメリカ女性と結婚したいとずっと思っていた。その日まで、..。
 私が中学二年生のある日、私と祖父母がいっしょにテレビでアメリカのドラマを観ていた。きよが言った。「アメリカの女らはみんな背が高くてすらっとしてんだいな。んで、鼻筋がとおっていてきれいだな。」 積蔵は答えた。「あら、みんな女優だからだ。アメリカ人だって鼻の低いのやデブもいんだよ。」 私は、二人の会話にはっとして、アメリカ女性と結婚したいという願望が急速にしぼんでいくのを感じたのだ。
 一緒に暮らしていた祖父母と弟(左側)と私(右側)の写真だ。約40年前、私が中学3年頃の写真だ。 伯母きみ のアルバムに貼ってあった。みんな良い顔してるじゃないか、懐かしいな。 私が幼少の頃は、祖父母が喧嘩をしているのをたびたび見た。なぜ喧嘩をしていたのだろう。この写真の頃は、喧嘩をしているところを見ていない。一緒にテレビを見ている事が多かったように思う。なぜ、仲良くなったのだろう。 祖父積蔵は、体調がすぐれず寝込んで2日後の朝には息を引き取っていたらしい。私が25歳の時だ。その4年後、祖母きよは風邪をひいて寝込んで1週間後ぐらいには息を引き取った。東京大空襲の焼夷弾の下を一家で生き延び、二人とも平均余命より長生きた。楽しい人生だったのだろうか。

 十一月三日 文化の日。
 朝からレセプト作成作業をする。紙に印刷する作業がなくなったのでとっても楽になった。モニター上で診療内容を保険診療報酬請求を電子化しチェックして確定したデータをCD-ROMに焼き、これを送るだけでだ。15分もあれば終わってしまう。
 今日は八坂公園周回コースと長谷周回コースを回って約10キロ走った。木々の葉が色付きはじめた。あちこちでいわい将門ハーフマラソンの準備がされている。左写真は八坂公園内のマラソンゴールに続く最終コーナー。新設された水上公園にカワセミが来るというので出かけたついでに一回りした。そして長谷周回コースを途中から外れて長谷寺の大銀杏の色付き具合を確かめに行った。合計で10キロ以上は走ったな。
 今日は、実母とみ子の命日だ。墓に行く。墓誌に「とき 享年23才」と刻んである。二郎の姉だから私の伯母だ。私が生まれる前に死んでいるので、とうぜんだが写真でしかあった事がない。「尚 享年10才」二郎の兄か、長男だったのだろうか。この叔父の話はほとんど聞いた事がない。ひとにはそれぞれこの世で過ごした時間がある。墓誌だけに記録が残る人生はさびしいか。? 当人たちはどうだったのだろうか。短くても基本的に楽しい人生だったと、生を楽しんだと、信じたい。
 今まで気にならなかった事が妙に気になる。人生は楽しい。されど短い。

 
 十一月二日 Foodlog. フードログ。
 毎日の食事の記録の事をフードログというらしい。食事を撮影して画像を送ると栄養やカロリーを分析してくれるサイトがあるそうだ。私の今日の食事を写真に撮って見た。左側上段写真は朝食(一部)。 左側下段写真は昼食。左上は夕食の写真。このほかに、乾し納豆、アーモンド、ソーセージ、パン、野菜スープなど食べている。毎日30品目の食品を食べるのはむずかしいが、平均すると27か28はたべているだろうか。いっているな。
 食事状態が不安だったら写真を撮って記録するといいかもしれない。画像で食事を記録し、つまりフードログをとって分析すれば改善の方法が見えるかもしれないな。
 
 伯母が私のところに治療に来ている。母の姉だ。まだまだ元気で長生きして欲しい。(右写真)

 十一月一日 守谷駅。
 もう11月になってしまった。人生は短い、されど楽しい。次男を迎えに守谷駅まで行く。
 10月から守谷駅から岩井に来るバスの最終便が7時20分になってしまったらしい。部活をするとどうしても最終便に間に合わないらしい。



二〇一〇年 十一月  デンタ日記


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