二〇〇九年 三月  デンタ日記
 
 三月三十一日 例えば、我が子。
 例えば、我が子。 何物にも存在する意味があり意義があるはずだが、我が子にはどんな意味と意義をもとめるだろうか。突き詰めたら、私が我が子に求めているのは、ただただその存在だ。ただそこに居るだけで良い。存在そのものに意義がある。息をしているだけで十分親孝行ではないか。それなのになぜ成績が良いことや大学に進学することを求めてしまうのだろう。ジョギングすることや家事の手伝いを求めてしまうのだろうか。かあちゃんなんかは、もっと野菜を食うことなんかも求めている。それは、親が死んだ後もずっとその子が健やかに存在し続けることを望んでいるからだな。親が生きているうちに人間社会で生きるスキルを習得して欲しいからだ。 親は我が子の存在そのものに意義を認め存在の永久の継続を望んでいる。当たり前のことだった。
 今朝はランニング練習を休む。昨日より筋肉痛がはげしい。2月の守谷ハーフマラソンから今日まで2ヶ月間で約165キロしか走っていない。練習量が少なすぎる。
 毎週火曜日は老健きねぶちさんに訪問歯科診療をする。Dさんの蝋義歯試適をする。(左写真)
 あっというまに3月も終了。レセプトしなくちゃ。

 三月三十日 擬態うつ病。
 「擬態うつ病」林公一著 宝島新書720円。うつ病が広く世間に知れ渡るようになって、悪意なく意図せずうつ病のような症状を装う患者が、いわば擬態されたうつ病が増えているという。擬態うつ病(著者造語)の発生メカニズムとその弊害、本当のうつ病について解説している。適度なボリュウムでうつ病とその現場がわかり易く書かれている。うつ病にからむいろいろなものが錯綜して混沌としている現場が想像できる。精神科医といえどもうつ病の診断は一筋縄ではいかないのだ。うつ病に関心のある人にお勧めする。
 朝7時から八坂公園周回コースを7.17キロ走った。

 三月二十九日 草加ふささらマラソン2009。
 午前6時5分うちをでる。車のナビゲーションシステムで見ると会場の「そうか公園多目的運動場」までうちから28キロだ。ナビの指示どうりに走って40分ほどで駐車場の温水プール(他にもいくつかの施設が駐車場に指定されている。)に着いた。
 温水プールの施設内でハーフマラソンスタート20分前までストレチングなどをして過ごした。会場に着いてまずは記念写真を撮る。(上段左側写真) 草加ふささらマラソンは今回が第1回、初めての開会だ。しかし周到に準備されていて混乱はない。人員も的確に配置されているし案内も親切。流れはスムースで心地よい。スタッフやボランテアの人たちに感謝。
 ゲストランナーはシドニーオリンピックのゴールドメダリスト高橋尚子選手だ。(上段右側写真) 引退後初めてのイベントらしい。さすがにゴールドメダリスト、Qちゃん人気は衰えず。Qちゃんが、壇上にたってスピーチを始めると人が寄って来る。拍手が沸く。スピーチが終わると瞬く間に人が散っていく。高橋選手もコースを走るようだ。
 1.3キロ地点、私は道路の左端側溝の蓋の上を走っていた。(側溝の蓋は水平に設置されているので走りやすいので好き。)後ろのほうからざわめきが聞こえる。高橋選手がやってきたと直感してデジカメのスイッチをONにしながら振りかえるとすぐ後ろに居る。高橋選手は私の腰に手を当てて「がんばってね。」と追い抜いていった。追い抜きざま手が届くできるだけたくさんのランナーみんなに触りながら声をかけながら追い抜いていく。Qちゃんの走りはサービス満点だ。そして早い。私のデジカメがスタンバイ状態になる前に視界から消えた。あっという間の出来事でした。
 気温は低いが、ほとんど風がなく心地よいコンデションだ。10キロ地点の松並木まではいい調子で走った。(下段左側写真) 一瞬だが、今日もいい記録が出るかもしれないなどと考えてしまった。ところがどっこい、練習不足はすぐ現れる。13キロ地点ですでに失速してしまった。足が硬く感じて動かない。いままででたことがないところに靴擦れを感じる。関節がこわばってるので踵に衝撃を感じる。1キロ6分30秒ぐらいのペースになった。集中してフォームを保ち腕をしっかり振って走るがペースは上がらない。17キロ地点ではさらにペースが落ちた。1キロ7分以上かかているだろうな。19キロ地点で右足がつった。いままでつったことがない太ももの筋肉だ。20キロ地点で左足がつった。やっぱり練習不足は情けないと思いながらも、両足つっても歩けるからたいしたもんだなどと考えている。少し歩いて落ち着いたらゆっくり走る。つりそうになったらまた歩くことを繰り返してなんとかゴールした。記録はネットで2時間5分だった。今回はかあちゃんに負けてしまった。練習不足ではどうなるかを再認識するレース展開だった。両足つって硬くなった足をロボットのように引きずってバナナと飲み物と草加せんべいにたどり着いた。草加せんべいうまかった。(下段右側写真)
 リセット。今日のレースでリセットする。腰が少々痛くてもハーフを走れる。上顎洞に炎症が残っていてもハーフを完走できる。練習不足でもハーフを2時間5分で完走できる。明日から新しい練習メニュウで鍛えなおすぞ。鍛えればもっともっといい結果がでるはずさ。練習は裏切らない。高橋尚子選手は、現役の時は1日70キロ走ったらしい。一ヶ月で2100キロ走ることになるな。

 三月二十八日 例えば、「うつ病」。
 日ごろなんとなく解ったような気になっている言葉がある。例えば、「うつ病」。病気には定義があるし、病名には診断基準があるはずだ。 生きていれば誰でも憂鬱な気分になることがある。不安や焦燥感が脳内に満ち溢れているときがある。うつ状態は、だれでも経験することだろう。 が、病気である「うつ病」はうつ状態とは違うはずだ。病気としての定義と診断基準をあてはめて、精神科医なら「うつ病」の診断はたやすいことだろう。が、しかし、精神科と縁遠い人が「うつ病」を見抜けるワケがない。なぜなら「うつ病」を知らないからだ。知っているのはせいぜい「うつびょうのうわさ話」とうつ状態についてだろう。それなのに「あの人はひょっとしてうつびょうか。」などと思ってしまうことがないだろうか。?とても危険なことだと思う。
 私は「うつ病」ついて知っているつもりだった。しかし、私が知っていたのは「うつびょうのうわさ話」とうつ状態についてだけだったのだ。「うつ病」ついては何も知らなかったのである。気づかせてくれたのは、ウエッブページDr 林のこころの相談室である。精神疾患についての疑問や相談はこのページがとても参考になる。

 左は2月1日の第25回守谷ハーフマラソン大会の写真だオールスポーツのサイトでゲットした。谷川真理ハーフと守谷ハーフで続けて自己記録更新したが、明日は完走が目標だな。明日は、とっても練習不足なのにハーフマラソンレースだ。早く寝る。

 三月二十七日 木根淵病院に訪問診療。
 今朝は7時半ごろから八坂公園周回コースをかなりゆっくり5.17キロ走った。
 昼休みに木根淵病院に訪問診療をする。月曜日に作ったKさんのキャップをチェックする。強度不足で亀裂が入ってしまった。補強して形を整える。

 三月二十六日 例えば、「炎症」。
 腰を痛めてから何日経ったろうか。22日が経っているのにまだ痛い。何らかの原因で損傷した部分に炎症があるのだ。痛いみを我慢して2キロぐらい走ると痛みが消えてくる。ひょっとすると体のどこからか消炎鎮痛物質が湧き出してくるのかもしれない。痛みをこらえてランニングをしたほうが良いのか悪いのか迷うところだ。
 日ごろなんとなく解ったような気になっている言葉がある。例えば、「炎症」。口内炎というのは口の中のどこかが炎症を起こしている。虫垂炎は虫垂が炎症を起こしている。肺炎は肺が炎症を起こしている。関節炎は関節が炎症を起こしている。歯髄炎は歯髄が炎症を起こしている。歯肉炎は歯肉が炎症を起こしている。歯周炎は歯周組織が炎症を起こしているということだ。一口で言えば、「炎症とは、あらゆる内外からの刺激に対して生体が示す一連の反応のこと。」だが、解ったようで解らない。私は、患者さんにレントゲン写真を見せながら「ここに慢性的な炎症があるので再治療が必要です。」とか「急性炎症があるので今は安静が第一です。」などとよく言う。患者さんも納得したような顔をするので先に進む。が、「炎症って何ですか?」ときかれたら患者さんが納得するまでうまく説明できるか自信がない。炎症について書いた本はおびただしい数になるだろう。言葉の意味は深い、底まで理解して使っているだろうか。
 お昼ごろ暖かくなってから八坂公園周回コースを約5キロ走った。桜の蕾がいっぱいついている。(写真)

 三月二十五日 水曜日は老健きねぶちさん。
 毎週火曜日と水曜日は老健きねぶちさんに訪問歯科診療をする。先週Sさんの新しい義歯が入った。痛いところはないようだが、下の義歯は食事の時ははずしているらしい。食事以外のときはいつも装着していただいて食事の時間の初めの10分ぐらいは義歯を入れて噛む訓練(リハビリ)をしていただくように看護師さんにお願いした。

 三月二十四日 治療の練習。
 Hちゃんが、治療の練習をしている。子どもは、練習を重ねてもむし歯治療ができるようになるとは限らない。できるようにならなくても良い。でも、治療の練習は子のこの生涯に必ず役にたつ。

 三月二十三日 木根淵病院へ訪問診療
 木根淵病院の看護師さんから訪問診療の依頼があった。Kさんは、現在胃瘻(チューブ)で栄養を摂っているので口で噛むことはない。気管切開して呼吸器が繋がっている。口の中には唯一右上の側切歯だけが残っている。むし歯はなくしっかりしている歯だ。しかし、この歯が下口唇を深く傷つけていてる。Kさんが無意識に下顎を動かすことで唇が傷ついている。この傷が日に日に深くなるので看護師さんが連絡してきた。
 歯軋り防止用のプレートやマウスガードを作るときに使う軟性樹脂でキャップを作って残っている歯に被せた。鋭い歯が唇に食い込まないようにしたのである。思惑どうりに下口唇の傷はなおるだろうか。

 三月二十二日 茨城県歯科医学会。
 朝ごはんに、かあちゃんがホットケーキを焼いている。(左写真)
 今日は水戸プラザホテルで歯科医学会が開催されている。11時ごろ会場に着いた。同時開催のデンタルショーでレセプトコンピュータソフト(歯科用診療支援ソフト)をチェックする。レセプトオンライン化がいつかはやってくる。現在使用中のLAPECはプラットフォームが古いのでレセプトオンライン請求に対応しないかもしれない。

 レセプトオンライン請求とは、毎月書面で発行するレセプト(診療報酬明細書)をデジタル化してインターネット等を通じて審査支払機関あるいは保険者へ送るシステムをいう。紙のレセプトをデジタルデータに変換して転送するわけだ。平成23年3月31日までにほとんどすべての医療機関はオンライン請求に移行しなければならない。厚生労働省令第111号により省令が改正され、レセプトオンライン請求義務化が決定した。
 厚労省は医療保険事務経費の大幅削減と診療データの疫学的な活用により予防医療等を推進して将来の医療費を削減することをレセプトオンライン請求の目的としている。国民個人の健康情報を生涯を通じて管理し国民が自らの健康状態を把握し健康増進に努めることを支援することなどを盛り込んでいる。良いことのようだが、オンラインデータ転送の機材や経費は厚労省ではなく医療機関の負担だ。国民の個人健康情報を生涯を通じてデジタルデータとして一括管理するのは大きなリスクを伴う。また、データ転送のセキュリティに関しても医療機関に責任を負わせようとしている。しかし、オンラインを義務付ける以上、その経費とデータ漏洩があった場合の責任は厚労省が負うべきものではないのか。
 どの医療機関も患者のプラスになるものに対しては協力をおしまないだろう。しかし、厚労省のプラスになる新しく行うことのすべてを医療機関に押し付けるような政策にはどの医療機関も反対だろう。私も反対だ。また、オンライン化された患者の健康情報が本当に日本の医療発展のために利用されるように国民と医療機関が厳しく監視していくことが必要だと思う。国民はもっと健康保険制度に関心を持つべきだ。産科や小児科の診療所の減少や医師の数の偏りなど日本の医療制度の問題点は大小の差はあれ日本の健康保険制度が絡んでいる。
 なんだかんだ言っても結局押し付けられるんだろうな、レセプトオンライン請求「義務化」だからね。私もレセプトオンライン請求に対応したレセプトコンピュータソフトの買い替えを検討しておかないといけない。

 かあちゃんが、いろいろ菓子を焼いている。(右写真)

 三月二十一日 「歯と歯ぐきを守る新常識」河田克之著。
 先日、ヨークタウン坂東のなかにあるブックエースで偶然表題の本を見つけた。私の大学の同級生、河田先生が書いている。おもわず買って帰った。新書版の本見開きページに一つのテーマで歯科口腔衛生や歯科治療について書いてある。右ページは解りやすいイラスト左ページは解りやすい解説文で構成されている。歯周病とかむし歯とかインプラントとか興味のあるページから読み始めると良い。診療室に置いていたらスタッフも空き時間にちょいちょい目を通している。新米の歯科助手や歯学科の新入生、衛生士学校の学生、医学科や看護学科の学生にもお勧めの一冊です。
 河田先生はいくつも本を書いている。学生の時から成績優秀、研究熱心な彼と凡人の私では、大学卒業後30年も経つと大きく差が開くものだ。

 三月二十日 八坂公園。
 朝の雨があがって午後になると晴れわたった。どんどん気温があがる。積乱雲がわきたつ。八坂公園をゆっくり2.5キロ歩いて一回り、その後走って一回り全部で5キロぐらい写真を撮りながら回った。

 三月十九日 キャラメルアーモンドクッキー。
 かあちゃんが、キャラメルアーモンドクッキーを焼いている。この食感、香ばしさ、うんまいぜ。(左写真)
 またやっちまった!。篩骨洞(しこつどう)が炎症をおこした。今朝からなんか頭の中がへんだったんだが、午後から頭痛がやってきた。くしゃみも数回、鼻腔粘膜が乾きだした。昨夜のまどろみが風邪の引き金だな。反省。夕食後消炎鎮痛剤と抗生剤を使う。

 三月十八日 新ノートパソコン。
 うちでは、ノートパソコンを選ぶときに裾野を広く各社から候補を挙げ絞り込んでいく。ノートパソコン選びの基本は、見て、触って、嗅いでしっくりなじんだものを選ぶ。かあちゃんのノートパソコンも同じ、今月8日に秋葉原のヨドバシカメラ一階のフロアで各社の製品をかあちゃんに触らせた。値札を見ちゃだめだ。価格で価値を見誤るからだ。いつもSonyと「DELL」が必ず最終候補に残る。今回もDELLは落選し、VAIOが当選した。そして、機種が決まったら予算内で最高のスペックに組み上げる。帰宅してからネットオンラインでバイオオーナーメイドで注文した。今後7年使うことを想定して部品を選択している。
 かあちゃんの新しいノートパソコンが14日に届いた。VAIO tyape S のさくら色が綺麗だ。OSはVISTAが搭載されている。かあちゃんのノートが、うちにある最速のノートパソコンになった。とりあえずMSOfficeをインスツールしてワードとエクセルを使えるようにした。壊れた旧ノートパソコンからはずしたハードデスクからデータを転送しフォントなども移植した。OSは変わったが、他のアプリケーションはそのまま使えそうだ。かあちゃんは、さっそくレシピ原稿を書いている。かあちゃんのノートを設定してVistaを操作しているとなかなか便利で心地よい、十分高速なCPU環境とメモリーを4GBほど積んでいればVistaも悪くないな。
 かあちゃんは、データのバックアップをしていなかったのだ。が、旧ノートパソコンのハードデスクが壊れていなかったので直接データを新しいノートパソコンに転送できた。私には少々の知識、うちにはパソコン関連のマニアックな機材があるので可能だったのだ。みなさん、「転ばぬ先のデータバックアップ。」をお忘れなく。
 そうそう、かあちゃんの壊れたノートパソコンがヤフーオークションで7500円で落札された。捨てればゴミ、オークションに出せばおこずかい。

 三月十七日 老健きねぶち。
 毎週火曜日は老健きねぶちさんに訪問診療だ。上下の義歯にテッシュコンデショナーを施す。義歯が安定した。これで刻み食から普通食になると良いのだが。

 三月十六日 デスカバリーリフトアップ。
 若田光一さんの乗るスペースシャトル「ディスカバリー」が午前8時43分(日本時間16日)米東部フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。始業の準備をしていると、ラジオから「デスカバリーリフトアップ」が聞こえてきた。若田さんの宇宙飛行は3度目で、国際宇宙ステーションで約3カ月間の長期滞在に挑む。
 高速バスが高速道路走行中にエンジン付近から火災をおこした。今後、夜行の高速バスの利用をできることなら避けると思った。長男にも利用して欲しくないと思ってる。一見安く見えるが、その安さであがなえないリスクがあるように思える。夜行高速バスや長距離高速バスの事故は時々ニュースになる。
 遠藤が子どもの「治療の練習」をしている。子どもにもきっちり説明しなければならない。(左写真) 

 三月十五日 うさみ亭のマスターの職人技と死んだ常陸牛に感謝。
 午前9時半ごろから八坂公園周回コースを約7キロ走った。
 午後から茨城県歯科医師会西南支部の総会出席のため古河市の施設「福祉の杜」に出かける。支部の総会は、いつものように進行し、いつものように終わる。いつでも、民主主義は手間がかかるものだ。
 久しぶりに家族四人で、久しぶりに実弟も加えて五人で、ステーキハウス「うさみ亭」で食事をした。いつものようにヒレステーキは、かわりなくうんまかった。うさみ亭のマスターの職人技と死んだ常陸牛に感謝!。
 うさみ亭のテーブルで喫煙するやからはバカだ。極上の牛の味をわかんねえんだろうな。うさみ亭のマスターの技術と死んだ常陸牛に失礼だろうが。食事を楽しむところで喫煙してはいけない。調理人の技と食われるために死んだものに敬意を払うべきだ。金払えばなんでもやっていいのが民主主義じゃない。味音痴にはわかんねえだろうな。
 写真は、出来上がってきたKさんの右上中切歯と側切歯のメタルボンド。色合いも透明感もばっちり良い仕上がり。

 三月十四日 「さざなみ」「さみだれ」。
 海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」「さみだれ」が東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策に派遣され呉基地を出港した。隊員は軍事作戦を相応に訓練されているだろうし艦の装備も対海軍事力を想定したものであろう。相手が「賊」ではどう対峙してどう対処するのだろうか、どう戦うのか、それとも戦わないのか。しかし、そこに財産や人命の脅威を感じるときしかるべき対策をたて対処しなければいけないとおもう。海上自衛隊がその任務を追行できる国内唯一の組織であると思う。隊員はしばし家族と別れて国民を代表してソマリア沖に派遣されて行く。彼らが誇りをもって任務を果たせるように国民みんなが支援すべきだ。右側写真:海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」(左)と「さざなみ」

 最近、坂東市中央公民館と体育館の外壁にネットが張られる工事が施工された。下に人が居る可能性のある場所、出入り口付近等に設置されている。地震の時に大量のレンガが落下する危険性があるということだな。それに対する予防策だろう。でも防犯上は問題があるかも知れない。ネットを伝わって簡単に屋上や2階のベランダにアクセスできる。しかし、そこに財産や人命の脅威を感じるときしかるべき対策をたて対処しなければいけないとおもう。

 三月十三日 一般診療会議と医療安全管理会議。
 毎月一回午後の診療の一部を休診にして一般診療会議と医療安全管理会議を行っている。今回は、学校検診などの予定の確認、診療所の院内感染対策指針などを話し合う。感染対策は当たり前のことだが院内職員全員で取り組まなければ効率よい効果が期待できない。
 マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)の感染は、咽頭炎・気管支炎・肺炎(マイコプラズマ肺炎 : 非定型肺炎と呼ばれる。)などをおこす。1歳の誕生日までに40%が、5 歳までに65%がマイコプラズマの感染を受けているらしい。成人では97%がマイコプラズマの感染を受ける。何回も感染することがあり、重症の感染を繰り返すこともあるらしい。しかし、5歳未満の幼児では、症状が軽いか無症状の場合が多いらしい。成人では、マイコプラズマ の感染を繰り返すことは少ないが、免疫が一生続くものではないらしい。マイコプラズマ肺炎は、5-35歳の年齢層の肺炎の大きな部分を占めている。
 咳がなかなか止まらない、数日熱発が続いている長男が内科を受診した。マイコプラズマ肺炎と診断された。

 三月十二日 カスタードプリン。
 休診日。ちょっと腰が痛い。午前9時半ごろから八坂公園周回コースを歩いて一周する。八坂公園から実家まで約3キロをゆっくり走った。実家で弟と茶を飲んだあと将門マラソン擬似コースを走ろうと思って田んぼに出たら北風が強くてつらいので引き返してコース変更!。(右写真) 長谷の揚水機場から小山をまわって走る。以前から気になっていた小山のラーメン屋で500円のラーメンを食べる。たしかに昔ながらのオーソドックスなラーメンの味だな。(右写真) さらに走って家まで帰る。合計して16キロ以上走ったかな。
 帰省中の長男が、風邪を引いて熱を出している。プリンが食いたいらしい。夜、かあちゃんがカスタードプリンをつくった。

 三月十一日 WindowsXP。
 私のメインPCとノートPCのOSは、昨年WindowsXPにグレードアップしたばかりだ。サブやバックアップ用のPCのOSはいまだにWindows2000だが、ウイルス対策ソフトのサポートがなくなってしまった。順次XPにアップグレードしていく予定だが正規の商品を購入すると2万円ぐらい経費がかかる。ネット上では、中古や廃棄になったPCからWindowsXPプロダクトIDを取り出して売っている。平均すると4000円ぐらいか。かあちゃんの壊れたPCのプロダクトキー(左写真)を他のPCで再利用できないかな。? それともヤフオクで売っちゃおうかな?。。

 三月十日 怪しくないかい..。
 私が、ヤフーオークションに出品中の壊れたノートパソコンに問い合わせがきた。見知らぬ男Johnから英語で「1500ユーロ払うから妻の贈り物にするため海外に発送してくれないか?承知なら個人的に取引したいのでメールをくれ。」というものだった。1500ユーロは約18万円だ。オークションに問い合わせてくるのはおおかた見知らぬ人だが、18万円というのは桁違い?メルアド教えてというのは怪しくないかい?。私は英語で答えた。「あなたは漢字が読めないでしょう。このノートパソコンは壊れている。あなたの妻へのプレゼントにはふさわしくない。」でも、Johnから「すべて承知している。取引を早くするため銀行口座を教えてくれ。」ときたもんだ。ゼッテアヤッシイゼ。怪しい話の見本みたいなものだな。それ以後、私はJohnにかかわらない。
 ヤフーオークションでは、個人のメルアドや銀行口座を公開しなくても取引ができるシステムが確立している。よく知って利用すれば楽しい世界だ。しかし、リアルワールドと同じで、そこここに事件や詐欺や落とし穴が潜んでいる。金や色気に惑わされない!欲をださない!ネットもリアルワールドも基本は同じだ。

 三月九日 腰が痛いよ..。
 今朝は、ひさしぶりに八坂公園周回コースを軽く4.66キロ走った。腰が痛いが、走らないとなまってしまう。でも負荷をかけると腰がなおらない。腰に負荷がかからず足腰の筋肉を鍛える方法がないものか。痛いけど走る。
 人の行動には、かならず理由がある。行動をおこすための原理があるものだ。自分のどんな行動でも些細な行動でも冷静に分析するとかならずそこに原理が潜んでいる。他人には解らなくても自分自身では理解できる原理が潜んでいる。自分自身を知ることは難しい。しかし、自分を知ることが究極の人生の目的かも知れない。人生をあやどる妻や子は自分自身を知る、自分を検証する鏡かもしれないな。鏡たちに大きく感謝。
 次男を土浦に迎えに行く。帰り道スタバでカフェモカをドライブスルーにてテイクアウトする。(写真:つくば市のスタバ)

 今日は老健きねぶちさんに訪問診療する。

 三月八日 PCG-QR3E/BP パソコンが壊れた..。
 昨夜、かあちゃんのPCがDVD再生中に突然壊れた。動作が停止しその後スイッチを押してもうんともすんとも..。PC付属のACアダプタからは規定電圧が出ている。故障しているのはやはりPC本体の電源系統だろう。データ抽出と保存のために分解してハードデスクを取り出した。残骸は、ヤフーオークションで処分する。
 もう7年も使っていたんだ。さすがに修理する気にはなれない。新しいパソコンを買うことにしよう。

 三月七日 メタルボンド。
 Hさんの右下第一小臼歯のメタルボンド(陶材焼付け前装金属冠の俗称)が出来上がってきました。メタルボンドは、色形そして透明感のある仕上がりです。錯覚で隣接する歯が近い色調に見えるように隣接部には意図的に白色斑点を入れています。噛む面に一部茶色の着色を入れています。自然の歯にとても近い感じできれいに出来上がりました。写真は、模型上で製作作業が終わった時のものです。歯茎にも調和した形のメタルボンドを作るためにピンク色の樹脂材料で歯茎の形態も模型にしてあります。メタルボンドは健康保険の給付対象外なので自費診療になります。

 三月六日 Gさんの新しい義歯。
 Gさんの新しい義歯が出来上がった。義歯に名前が入っている。(左側写真) 5分間ぎゅっと義歯を噛んでいただいたが痛いところはなさそうだ。最後にテストフードを食べていただいて痛くないのを確認して今日の診療を終わりにした。

 三月五日 水戸出張といえば、..。
 今日は、歯科医師会の議会のため水戸出張だ。8時には家を出たが、途中交通渋滞がありちょっとあせった。午前10時、遅刻せずに水戸の歯科医師会館に到着しホットした。もおちょっと早く出発したほうが良いな。
 新しい車の馴らしが終了して初めての高速道路走行だ。時速1**Kmでは余裕の安定走行だ。時速1++Km以上で走行すると路面の微細な変化はサスペンションが吸収してしまうのだろうか、車体の微細振動が少なくなり路面を滑らかに感じる。まるで滑空しているような錯覚に陥る。いい感じ。
 ほぼ予定どうり議会が終了したので、久しぶりに叔父の家を訪ねた。みな、元気。
 水戸出張といえば、..。(左写真)
 久しぶりにアビニヨンのケーキを4種買って帰る。同店のポイントカードが2008年で廃止になっていた。私もカード1枚分(1000円)が溜まっていた。残った端数ポイントを30円で清算してくれた。おかげで470円で4種のケーキが手に入ったし、なぜかシュークリーム1個がサービスについてきた。うれしい。ポイントカードシステムはいつ終わるかわからないが、アビニヨンの「終了の仕方」は、おしゃれで美味しい。

 「ハローマック」のポイントが2000円分溜まっている。おもちゃの「ハローマック」岩井店が閉鎖して久しい。当時、とりあえず近くの「ハローマック」(つくば店か守谷店)で乾電池にでも交換しようと思っていたのだが、瞬く間に近くの「ハローマック」は閉店した。現在最も近くの「ハローマック」に出かけるには2000円以上の交通費がかかる。この2000円分のポイントは消失したも同然だ。私は、2000円を失ったのだろう。
 ジーンズショップ「れいんぼー」のポイントが3000円分溜まっている。同店にはもう10年近く行っていない。カードには期限が明示していないが、さすがに、ぶらっと行ってポイントカードを示し3000円ぐらいのものと交換してくる勇気がない。
 昨年末、ヨドバシカメラのポイントが15000も溜まっているのに気づいて思わず新しい多機能プリンタ(36000円)を購入してしまった。15000が無効になるのを恐れたからだ。ヨドバシカメラの思う壺にはめられた。
 私がよく行くパソコンショップ「ソフマップ」のポイントは溜まる頻度も高いが使う頻度も高い。できるだけこまめにポイントを使っている。西部百貨店のポイントは「永久不滅」で、私も現在何千点か溜まっている。「永久不滅」を謳っているが、西部百貨店が破綻した先でも「永久不滅」だとは思えない。5000点ぐらいになったら何かに使っちゃおう。 たとえば、どこかの店で「ポイントカードをお作りしますか?」ときかれる。私が、たとえば時間がないので「いらない。」と答えるとき、私は何円か失っているのだろうか?。

 日本中にどれくらいの「ポイント」が溜まっているのだろう。日本中でどれぐらいの「ポイント」が消失しているのだろう。その店では「ポイント」は負の資産なのだろうか?経理上「ポイント」をどう処理するのだろう?。現金なら解りやすいが、「ポイント」という仮想通貨は実態があるのかないのか良くわからん。できるだけ「ポイント」を溜めずに使うのが私の主義だ。

 三月四日 腰が痛い。
 今、腰が痛い。腰は、体幹の要なんだな。何をするにも体を動かすと痛い、じわっと痛い。ゆっくり動くようにしないとね。だからランニング休み。あせるんだけど、無理すると腰の痛みが長引きそうだ。3月29日のレースまでに間に合うだろうか。
 Nさんの義歯が出来上がった。義歯に名前が入っている。(左写真)。

 三月三日 寒い、雪か。
 昼は老健きねぶちさんに訪問歯科診療。義歯をサンドペーパーで調整する。(左側写真)
 今日は、降雪の天気予報が出ている。寒い一日だったが、雪はちょっとだけだった。義母が、ひな祭りなのでチラシ寿司をつくった。晩御飯は、寿司と草もちとモヤシ炒めと汁。
 2月分の診療報酬明細書が出来上がった。(右側写真) 午後10時。夜になって冷え込んできた。明日の朝は路面が凍結しているぞ。みんなきをつけて。

 三月二日 H7N6。
  今朝は、八坂公園周回コースを軽く5.21キロ走った。
 愛知県のウズラの飼育場で鳥インフルエンザが発生。国内検出は初のH7N6型。
 かあちゃんが、キャロットケーキを焼いた。

 三月一日 自律協調型地震観測装置。
 久しぶりに八坂公園の周回コースを10キロ走った。コースに「自律協調型地震観測装置」なるものが設置された。2ヶ月前頃に井戸を掘っていると思っていたところだが、井戸ではなく地震計を設置する深さ20m程度の穴だったんだな。
 自律協調型地震観測装置では、リアルタイム性より確実性、災害時にデータ保持することを主な目的としているらしい。深さ20mに地震計とアナログデジタル変換器を埋設してあるらしい。(右図参照) 地上部は機器収納箱を設置し電柱に電気と通信線を引き込む柱が立っている。八坂公園の装置も同じデザインの箱が設置してある。(左写真)
 今日は、確定申告書を書き上げたぜ。近年まれに見る早い出来上がり。さっさと郵送しちゃお。
 長男が、春休みで帰省した。





二〇〇九年 三月  デンタ日記

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