二〇〇八年 十月  デンタ日記
 
十月三十一日 cannabinol。
 インドアサは雌株と雄株があり雌株全草をインド大麻草という。草全体の樹脂にカンナビオル(cannabinol)が含まれる。麻酔作用があり鎮静催眠樹剤として用いられたことがある。今は医薬として用いられない。日本では麻薬取締法の対象になっている。使用すると距離、音成、時間の感覚がなくなり幻覚を生じるらしい。
 わが身の一部分が脳で、おそらくその中に自分が居る。脳は、肉体を統率している。脳の機能は、頭蓋骨内にある神経組織の化学反応の連鎖に過ぎない。日ごろ現実と捕らえている事象でさえ、所詮化学反応の連鎖が時間軸上に集合したものである。夢を見せる自分と夢を見る自分、どちらも一個の脳内に同居している。脳内では、思いつくことすべて、あらゆることが可能なのだ。「私の脳内で起こること」は私にとっては全て現実だ。ひょっとして薬剤を用いなくても、幻覚ですら、見せることができるはず。
 迷える大学生よ、大麻に頼るな。脳内のあなた自身という事象は、幻覚よりも面白い。
 
 その気になれば、歯磨き剤のなかのフッ素化合物でもトリップできるかも。

十月三十日 アンチエイジングを口の中から考える。
 今朝は、いつもの床屋さんに行く。髪がのびてくるとうっとおしいものだ。
 午後は、1時半から神大実分館活動推進協議会健康講座で「アンチエイジングを口の中から考える。」と題して口腔機能の維持とプラークコントロールについて講話を行った。始めの15分ぐらいは少しあがってしまった。が、講話時間が長いのでやがて落ち着いてきた。その後は冷静に自分なりの講話ができたと思う。1時間以上もの長い時間講話を行うのは初めての経験だった。これまで経験した講話は、20分ぐらいのものだったから、時間が短かったのであがったまま終わりになっていたんだと気づいた。
 そこそこ好評だった。良い経験をさせていただいて、長時間の講話に自信がついた。聴衆と神大実分館活動推進協議会のみなさんに感謝いたします。

十月二十九日 就学時検診。
 今日は、飯島小学校で就学時検診があった。私は、坂東市の嘱託歯科医師をしている。12名の就学予定児の歯科検診を保護者同伴で行った。子どもの口腔内の状況と検診結果ならびに今後注意すべき事項をその場で保護者に説明した。
 歯科衛生士の和田が、保護者を対象に「6歳臼歯について」講話をした。彼女はパワーポイントでスライドを自分で組み立てて使用した。たいしたもんだ。講話もまずまず。

十月二十八日 老健きねぶち訪問歯科診療。
 今日は、火曜日なのだがイレギュラーに老健きねぶちさんに訪問歯科診療をした。いつもより患者さんの人数が多いので、スタッフ2人を伴って行った。

十月二十七日 秋晴れ。
 今朝は、7時半から八坂公園の周回コースを2周した。途中でランニングコンピュータの電池が切れた。距離が計測できない。
 良い天気の日が続く。秋晴れの午後は、おだやかだ。空気がゆっくり流れていく。午後4時ごろになると腹がへってくる。子どもの患者とどうしても晩御飯の話になってしまう。

十月二十六日 講話の練習。
 予想どうりトイレの水槽で飼っているザリガニが脱皮していた。
 神大実分館での講話で説明に使う写真を撮影した。パワーポイントに貼り付けて使う。講話の練習している。パワーポイントで説明事項を削除したり追加したり説明画像を加えたり表現を検討したりしている。短時間に理解してもらうためにはよりわかりやすい画像が必要だ。しゃべりすぎでのどが痛い。。

十月二十五日 土曜日 脱皮。
 今朝は、7時半から八坂公園の周回コースを5.17キロ走った。
 写真は、修理が上がってきた義歯。応力が集中するところから折れる。半年前に右側が折れた。今回は、左側が折れた。患者さんが年に2回も折れたので不満に思っているらしい。でもしょうがないんだよ。ここに応力が集中するからね。補強のために金属部品を埋め込んでいるのだが、折れるときは折れる。健康保険では修理コスト(技工所の支払い)に見合う診療報酬は得られない。(そういう決まりだから仕方がない。)でも修理しないわけには行かない。こういう症例は、金属床(自費診療)でやりたいね。残存している左右の犬歯がなくなって総義歯になると折れなくなるだろうな、そこに応力が集中しなくなるし、おまけに義歯が折れるほど強い力で噛めねべよ。 いっそのこと犬歯抜いちゃうか。 あああ、愚痴りたい日もあるさ。 「そんなこと考えていないで患者さんが納得するように説明しなさい。」 おれも、脱皮したいな。
 トイレの水槽のザリガニが、もうすぐ脱皮する。あと何時間だろうか、明日の朝までには脱皮してるだろう。

十月二十四日 癒し系ロボット。
 電動の人形だが、まぶたが適当に動き、適当なせりふがでて来る。まぶたを駆動する小型モーターの音がする。せりふはCD-ROMに記録されているのかCD-ROMドライブの駆動音(のような音)がする。時計仕掛けか、朝夕に適したせりふを言うらしい。加速度センサーも組み込まれているのかもしれない、状況に応じてそれなりのせりふが出てくることもあって、思わず笑ってしまう。電動人形だがそれなりの意義のある存在だ。癒し系ロボットと呼んでもいいんじゃないかい。
 Kさんのお宅に訪問診療をした。

十月二十三日 水戸に出張。
 昨日かあちゃんが、かぼちゃのチーズケーキを焼いた。朝食にチーズケーキを食べる。10時から八坂公周回コースを11.28キロ走る。
 午後は神央実分館を下見にいく。来週の講話の会場の下見、事前に見ておかないとあがってしまいそうだからね。講話に使う液晶プロジェクターの動作確認をする。その後雨の中を常磐高速で水戸に行く。歯科医師会館で会議だ。水戸からの帰り道、土浦で次男を回収する。いっしょにココスでおそい夕食を食べた。ココスで食事をするのは何年ぶりだろう。

十月二十二日 訪問歯科診療。
 今朝は、7時半から八坂公園の周回コースを5.17キロ走った。
 老建きねぶちさんに訪問診療をする。道具の忘れ物をしてしまった。道具がないと仕事にならない。訪問診療の最大の問題点=忘れ物。気をつけているのだが、ときどきやってしまう。

十月二十一日 金属支台。
 今朝は、7時半から八坂公園の周回コースを5.02キロ走った。
 前歯の歯根管(右写真)にロストワックス金属鋳造法で金属製の支台を作る。(左写真) これを歯に装着したあと形を整えてさらに型をとり歯の形態を模した金属鋳造冠、やはりロストワックス法で鋳造するのだが、を装着する。

十月二十日 チタン合金。
 今朝は、7時から八坂公園の周回コースを4.91キロ走った。
 口蓋部分がチタン合金製の金属床総義歯。薄くできて、しかも軽くて丈夫。自費診療であるが、その効果は大きい。

十月十九日 日曜日、八坂公園を19キロ走る。
 午前8時から八坂公園を走る。一週間ぶりに走る。久しぶりなので1.5キロを歩きながらヲーミングアップした。23キロ走る予定だったが、19キロで右膝下部に痛みが出たので中断する。筋肉の痛みは怖くない、3日もあれば治ってしまう。しかし関節の痛みは、危険だ。無理は禁物。もうすぐ将門マラソンだから調整していかないとね。
 写真は、高校2年のときの私とあらいくん。見るからに若い。数字は、大学の学籍番号。

十月十八日 すすきとユウカリ。
 駐車場のすみですすきとユウカリの葉が揺れる秋晴れの日。
 そういえば、デジタル一眼レフの充電器が見つからない。家の中のどこかにあるはずなのだが、見つからない。電池が空なのでデジタル一眼レフが動かない。デジタル機器の盲点か。電気がないと動かない。昔はよかったな。フィルム回巻き上げレバーを一回動かすと写真が撮れた。フィルム巻上げレバーを一回動かすと一回撮影分の電気を発電するデジカメはないかね。

十月十七日 機械仕掛けのほうれんそう。
 野口和夫君が生産したほうれん草。暖房したビニールハウス内で栽培されているらしい。彼が、燃料代の高騰を嘆いていた。燃料以外の資材の値上がりも生産コストに大きく影響するという。
 野菜も農地で栽培されるというより機械仕掛けで生産されると考えたほうがよさそうだな。すべての機械は、エネルギーコストの影響を受ける。。

十月十六日 滞るブリッジ。
 ブリッジが出来上がっているが、装着できない。患者さんが継続して治療に来られないからだ。口の中の状況は、時間の経過とともに変化する。このブリッジの患者さんの口腔内の状況も刻々と変化している。ブリッジ製作のために型を採った3ヶ月前と現在では少し変化しているだろう。このブリッジは、もお装着できないかもしれない。

十月十五日 満月。
 今夜は、満月。うす雲が月のそばを流れる。

十月十四日 禁煙しなくても良いか。
 曜日を間違える連休明けの火曜。タバコに火をつけようとしているのは34年前の自分。あの頃は馬鹿なことをしていたものだ。喫煙が青春の無駄づかいだと気づいたのはずっと後になってからだ。
 肺癌の死者は世界で10万人(2000年)を超え、乳癌、結腸癌、前立腺癌による死者の合計を上回った。肺癌と診断された患者の十人に六人ぐらいが、一年以内に死亡する。肺癌発生原因の八割以上は喫煙が絡んでいる。喫煙と肺癌の因果関係は数十年前から指摘されているが、日本では喫煙者の数は減っていない。それどころか女性と若年者のタバコ消費が増えている。悪いことにタバコ含有の発癌物質は女性と相性が良く、そのせいで女性の肺癌発生率は過去八年間で六倍に増加、その大半は喫煙と直接関係のある症例だ。だから、女性はタバコの伏流煙でもすごく危険なのだ。年齢や性別、職業や家族の病歴に関係なく、肺癌から身を守る最も確実な方法は、タバコを吸わないこと、タバコに近づかないことだ。そんなに難しい事ではない。それが命を守ることなのだから。
 禁煙しただけでは、タバコの煙で傷ついた肺組繊の遺伝子が元に戻るわけではないので、タバコを吸わない人よりリスクは高い。でも禁煙後に、肺の傷ついた細胞は徐々に健康な細胞に代わり、それにつれてリスクも減る。禁煙を十年続ければ、リスクは吸い続けている人の半分になる。 私の場合、禁煙してから24年経過した。
 最近は「喫煙によって歯周病が進行してしまう。」ことが研究で明らかになっている。しかし、あなたの歯周病が進行してもたいしたことはない。たかだか二、三十本の歯を失うだけだ。肺癌になったら命を失ってしまう。命を掛けて喫煙する意義があるのだろう。タバコをやめられない深い深い理由があるのだろう。幸せなその日を楽しむために禁煙しなくても良いか?。

十月十三日 8020日歯TV
 日本歯科医師会のホームページに新しいコンテンツ「8020日歯TV」が開設されている。第一回の放送は、口の中の状態が全身にどのような影響を与えるかを、症例のVTRを見ながら説明していきます。

十月十二日 大学2年。
 私は、よくセルフポートレートを撮る。結構恥ずかしがらずに撮っている。画家が自画像を描くのと同じさ。カメラマンも自画像を撮る。左の写真は、大学2年生のときのセルフポートレートだ。

十月十一日 高校3年
 高校3年の冬の夜、自室でセルフポートレートを撮影した。机の上に灰皿がある。自室でだけだったが、タバコもふかしたものだ。自慢するわけではない、多分この部屋の主権は俺のものだと主張したかったのだろう。しょせん、タバコは、子供のおもちゃだな。
 壁が薄い、ガラス窓から隙間風が入る。夕食後、勉強をするのだが、眠くなるのでコタツを使っていなかった。夜が更けてくると足が冷えてくる。ホットコーヒーにウイスキーをちょっと入れてあったまる。札幌オリンピックのフィギアスケートの選手の写真が壁に張ってある。懐かしい一枚。
 那珂川の川沿いにあった下宿は、寒かったけど楽しかった。胃弱の会計士さん、モヒカンのドラマー、小柄なバーテン、大飯くいの塗装工、精神病の短大生、みんなどうしているだろうか。「サトコサン」あの下宿のおばさん、はもう80歳を過ぎただろう。苗字を忘れてしまった。元気でいるだろうか。
 自画像を見ていたら、高校2年生の次男にあの頃のことを語りたくなった。

十月十日 咬合性外傷による末期の歯周病。
 30日に神央実公民館で健康講座の講師を勤めなければならない。そろそろ準備しなくちゃ。歯周病とむし歯、8020、義歯の話ははずせないかな。
 左下第1大臼歯のレントゲン写真。おもに咬合が原因で歯周病が歯根全周囲に進行してしまった例。歯根の周りに骨がない。一本の歯が極端に歯周病が進行しているのに周囲の歯はそれほどでもない場合、咬み合わせが原因でこの歯に負担がかかりそれが原因で周囲の骨が破壊される。咬合性外傷というのだが、この症例も話してみようか。

十月九日 奥日光を走る。
 車の慣らし運転に奥日光まで行くことにした。9時半に家を出る。
 いままでに私は、こんなに低速トルクのある車に乗ったことがない。いろは坂も楽しく登りきった。硬い足回り低重心で安定している。時速100キロでも不安がない。ドライブが楽しい。歳をとっても不安なく楽に乗れる車だろうな。とても満足だ。機密性が高く室内は静か。ドライブが楽しい。
 12時半ごろ中禅寺湖金谷ホテルに着いた。とってもおなかがすいたのでゆっくりとランチを楽しんだ。(右写真) 秋晴れの午後二時は、とても静か。のんびりとまどろむように時が流れる。
 赤沼県営駐車場(無料)に車を入れる。ここから西の湖まで約8.5キロある。自家用車は乗り入れできない。バスが出ているのだが、しかし、かあちゃんと西の湖まで走る。色付いた木立の中を走る。熊注意の看板がちょっと怖い。途中、あちこちの景色を撮影しながらなのでなかなか前に進まない。弓張り峠を過ぎて野生のサルに遭遇した。西の湖近くで野生の鹿に遭遇した。(左側中段写真)
 熊が出るという看板が目に付くが、熊には遭遇しなかった。一時間ぐらい走って西の湖に着いた。対岸の水辺で野生のサルの群れが騒いでいる。西の湖をしばし独占する。湖畔には誰もいない。とても静かだ。日が傾いてくる。山の日没は早い。(左側下段写真)
 帰りは、西の湖入り口バス停からバスに乗って赤沼駐車場まで帰った。(全線300円)

十月八日 医療安全管理会議。
 老健きねぶちさんに訪問診療をする。はやいはなしが、往診なのだ。義歯調整の道具を持って昼休みに出かける。 Oさんの上顎義歯の義歯床を即時重合レジンで延長してテッシュコンデショナーを施す。かなり安定したかな。試しにおせんべいを食べていただく。(右写真)不具合があってもおいそれと来院できないから、噛めるのを確認して往診からから帰ってくるようにしている。
 午後の診療の一部を休診にして一般診療会議と医療安全管理会議を行った。(左写真)今日は、スタッフ全員出席だ。そういえば、蝙蝠はここいらでも珍しくないようだ。岩井高校の体育館で目撃されたことがあるらしい。Mちゃんちの近所では夕方に森から森に移動する蝙蝠の群れが目撃されるようだ。いやいや、会議で蝙蝠の話をしているわけではない。

十月七日 蝙蝠。
 屋根裏の物置にパソコン部品を取りに行っって驚いた。!な! なんと、蝙蝠がいる。(左写真) 良く見るとミイラ化した死骸だ。おそらく窓を開けていたときに迷い込み、その後封入されてしまったのだろう。窓を開けていたのはいつだったろう?暗くなっても閉め忘れたことがあったかな。? いろいろ思いは巡るめぐる。 しかし、うちの近所に蝙蝠が生息しているなんて驚いたな。
 K さんの左上犬歯のメタルボンド(陶材焼付け前装金属冠の俗称)が出来上がりました。(右写真) 意図的に色むらを付けて自然な歯に見えるように工夫してあります。色形そして透明感のある仕上がりです。自然の歯にとても近い感じできれいに出来上がりました。写真は、模型上で製作作業が終わった時のものです。歯茎にも調和した形のメタルボンドを作るためにピンク色の樹脂材料で歯茎の形態も模型にしてあります。メタルボンドは健康保険の給付対象外なので自費診療になります。

十月六日 エンブレム。
 パナソニックのノートパソコンにBMWのエンブレムを貼ってみた。結構似合うかも。「駆け抜ける喜び。」が、BMW(Bayerische Motoren Werke)のキャッチフレーズ。人生を駆け抜けたいな。マラソンの練習しなくちゃ。

十月五日 別れ、そして出会い。
 今日は、19年間家族と一緒に過ごしてきた車と別れる日だ。最後のドライブに出かける前に記念写真を撮った。(左写真) 昼食には、「どんぐりてい」で蕎麦をいただく。それから IBARAKI BMW 守谷支店に新しい車をうけとりに行く。納車記念ということで花束をいただいた。納車したときに花束をもらったのは初めてだ。ちょっとしたことだが、結構うれしい。(右写真)
 二人の子どもたちも大人になって、もうすぐそれぞれに歩き始めるだろう。私には、もうファミリーカーは要らない。新しい車は、2シーターのクーペだ。この先20年間ぐらい私を楽しませてくれるだろう。これが私に寄り添う最後のガソリンエンジン車になるだろうな。次の車は、電気それとも水素エンジンかな。

十月四日 また頭痛だよ。
 左の写真は、頭痛の種ではない。 なぜか、小さな患者さんが私にくれた「梅干のレプリカ」実物大梅干模型だ。おにぎりの具のおもちゃ?。
 なぜか今朝から頭痛だ。多分、しこつ洞炎だな。念のため抗生剤を内服する。昨夜、なんか、体が冷えて低体温だったかも。
 明治のはじめ、相撲会所に出入りしていた八百屋の長造さん(通称:八百長)が、囲碁好きの伊勢ノ海親方にとりいるために、碁を打つ時にわざと負けてばかりいたらしい。あるとき両国近辺に碁会所ができたとき、来賓の本因坊秀元に長造さんが挑戦し、互角の戦いを展開したことから、伊勢ノ海親方との対局が故意の敗戦だったことが発覚した。それ以来、馴れ合いの勝負を『八百長』と言うようになったらしい。
 さて、最近、相撲の八百長試合が話題になっている。 相撲協会は、頭の痛い話なのか、身に覚えのない痛みなのか。

十月三日 訪問診療。
 Kさんのお宅に訪問して義歯の修理をおこなった。(左写真)
 Kさんのお宅は利根川の川岸の高台にある。ちょうど川が曲がるところにあり目吹橋と下総利根大橋が見える。夏の土曜日の夜には、毎週どこかで催される花火が見えるそうだ。遠くに隅田川の花火も見えるそうだ。 川もが輝き、風が流れる。野鳥のさえずりしか聞こえない。
 夏の夜に、この縁側に座って、遠くの花火を眺めながら、ビールを飲む。 幸せに違いない。 この世は、オールモストヘブン。

十月二日 ゴルフの日。
 今朝は、秋晴れ、湿度が低く日差しが強い。中学の同級生たちとゼコビアゴルフクラブでプレーする。ボールを10個ぐらい亡くしてしまった。数えるのが面倒になってしまう、たしか123ぐらいだったかな。

十月一日 Panasonic。
 今日から全部パナソニックだ。松下もナショナルもパナソニックに統一されるらしい。私が子供だった頃、かっこいいものはみんな舶来だった。私の英語コンプレックスがその頃養われたのかもしれない。「舶来」もう今は死語か。? 昭和30年代前半の国産品は粗悪だった。カッコが良くて高品質なものはアメリカ製だった。ラベルにアルファベットで商標が書いてある。日本のメーカーもカタカナブランド名をつけてかっこつけたのだろう。キャノンは観音カメラだったか。Nikonは日本光学かな。SONYは東京電気なんとかいう会社だったような気がする。今では、うちではほとんどが日本ブランドだ。高品質でかっこいい。テレビはシャープ、冷蔵庫はHITACHIなどなど、生産地は不明だから正確には「舶来」なのかもしれないが、...。
 あるときハワイのホテルのレストランで朝食の玉子焼きの列に並んだ。アメリカ本土から来た紳士と車の話になって「俺は13年もトヨタに乗ってる。一度も故障したことない。なぜあんたは日本人なのにトヨタに乗らないんだ。」となった。彼に言われるまでもなく日本の各社はいまや世界一の製品を生産する企業になった。トヨタの品質は日本人として誇りに思う。性能と品質では優れていると思うが、でもレクサスに乗る気になれない。車は女房のようなものイメージで寄り添うものだ。
 さてさて、Panasonicがんばれ!私の新しいノートパソコンはパナソニックだ。私のイメージどうり。 左の写真は、Nさんの左上2番目の前歯のメタルボンドだ。患者さんのイメージどうりの前歯を作りたい。



二〇〇八年 十月  デンタ日記


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