二〇〇五年 六月  デンタ日記
六月三十日 レセプトと熱帯魚
 月末でレセプト(診療報酬明細書の作成)をやっています。患者さんが健康保険で診療を受けるためには、毎月その資格を診療所に明確に示さなければなりません。具体的には、「有効な健康保険証を毎月一回受け付けに見せる。」ことなのです。明日から七月です。健康保険証をもって出かけてくださいね。
 先日、水槽をシリコンパテで修理しました。水槽に入れた水が熟成したのでネオンテトラを40ほど買ってきました。体に青く輝くラインがあるめだかほどの小さい熱帯魚です。四〇匹ほど群れていると涼しげで綺麗です。

六月二十九日 夏を頑張ろう会
 もう半年過ぎてしまいました。今日は六月最後の診療日、恒例の「夏を頑張ろう会」を開きました。二人の新人スタッフも職場になじんできた頃、上半期最大のイベント飯島小学校の歯科保健活動が終わった頃、夏の暑さがじわじわ迫ってくる頃、この夏も元気に乗り越えようと毎年開いているのです。(左写真)左側二人の男は私の友人と次男です。右端は私。残りの五人は私の自慢の優秀なスタッフです。
 明日から、気持ち新たにまた半年頑張ろう。

六月二十八日 飯島小学の歯科検診

 私が、学校歯科医をしている飯島小学校で歯科検診をしました。午前九時から十二時ぐらいまで百十一名の児童をみました。昨年に比べ児童数がすこし減っています。検診では、歯列咬合、顎関節、歯垢の付着状況、歯肉の状態など平成七年度より検診項目が増えましたが、時間をかけてゆっくり検診できます。(右上段の写真)
 私が保健室で検診中に、となりの理科室で歯科衛生士がブラッシング指導をしています。歯磨きが、もっと上手になって欲しいとおもう児童に個別指導をしています。(右下段写真)
 検診が終わりスタッフ5人と私は、それぞれのクラスの児童と一緒に学校給食をいただきました。最近の学校給食は美味しいです。坂東市では、数年前学校給食センターが新築されました。
 給食後に、各クラスに分かれて歯科保健指導を実施しました。(左写真)スタッフがポスターや教材を手作りで準備してきたものです。新人のスタッフも事前に何度も予行演習をして児童の前で話をする訓練していました。本番でみなうまくやったようです。私が一番ヘタだったかもしれません。私はパワーポイントを使ったのですが、液晶プロジェクターの輝度を事前確認してなかったのです。児童に見てもらいたかった初期むし歯の微妙な白濁が、コントラスト不足で見せることができませんでした。
 私たちにとって非日常的な仕事は刺激的です。帰途にスタッフが、激戦地を生き抜いてきた兵のようにみえました。連帯感があり頼もしく思います。

六月二十七日 チョコレートケーキ
 長男の誕生日。チョコレートケーキ。

六月二十六日 マツバギク
 マツバギクは背が低い。多年草だ。成長して花を付け花が終わっても倒れることがないらしい。花が終わったあとに倒れこんでしまう草花は後始末しなければならない。その点このマツバギクは、管理が楽なのだろう。音楽ホール「ベルホーレ」の前を通る道路際歩道との境の花壇に早川さんが植えている。早川さんは、朝早くから道路わきの花壇の手入れをしている。ボランテーアらしい。朝のジョギングの時に早川さんに会うのが楽しみだ。
 今日は日曜なので次男と一緒にジョギングに出かけた。彼はかなりへばったが五キロを完走した。次週も続けて欲しいものだ。継続することが力になる。

六月二十五日 土曜日。
 土曜日は、スタッフの数が少ない。 ちょっと大変だ。すごく、蒸し暑い。 診療室に入る夕方の日差しは、すっかり夏だ。あつくて寝苦しい夜がつずくとちょっと疲れる.。
 Kさんの新しい義歯が入りました。義歯に名前が入っています。(左写真)さっそくKさんにテストフード(せんべい)を食べてもらいました。良好です。

六月二十四日 金曜日 抗菌スペクトル。
 新しいスタッフに抗菌スペクトルを説明するのは大変だ。「抗菌」「スペクトル」「抗菌スペクトル」の三項目を説明しなければならないからだ。しかし、説明するために言葉の意味を丹念に再確認する。この作業は、人の為ではなく自分の為の再確認だと思うと「教える作業」も悪くない。まじめに聞いてくれれば、なおさらだ。
 Yさんの新しい義歯が入りました。義歯に名前が入っています。(左写真)以前から義歯を使っていた人は、比較的早く新しい義歯に慣れます。義歯は装具です。義足や義手と同じようなモノです。新しい義歯を使いこなすのには訓練(リハビリ)が必要なのです。でも痛いときには我慢せずに来院していただきたいです。

六月二十三日 アールデコ展。
 午前中に東京都美術館で開催中のアールデコ展に行った。私のアールヌーボーとアールデコについてのちょっといい加減だった知識を整理することができた。アールデコは、1925年の国際装飾芸術展覧会に始まるムーブメントだったんだ。
 午後は、茨城県学校保健会に歯科医師会の評議委員として出席した。あっちに行ってこっちに行った一日だった。私の。

六月二十二日 むし歯予防集会。

 午前中に飯島小学校でむし歯予防集会がありました。むし歯予防集会は、保健委員会の児童の活動の場の一つで学校の行事です。全児童が参加します。歯科衛生士の赤塚が、20分ほど時間をいただいて講話をしました。彼女にとってはじめての講話でしたが、うまくできたと思います。(左写真)
 午後は老健「きねぶち」に訪問診療にうかがいました。Tさんの義歯の咬合圧機能印象の下ごしらえをしています。義歯の粘膜に当たる面が綺麗に良い形になってきました。新しい義歯の型をおこすまでもう一息です。Tさんは、新しい義歯でなんでも美味しく食べることを楽しみにしています。義歯を作ることなら訪問診療でも期待にこたえることができるでしょう。(写真左)

六月二十一日 夏至か、治療の練習。。
 夏は、インゲン、ナス、とうもろこし を腹いっぱい。(左写真)

 Mちゃん6歳が来院しました。むし歯がたくさんあります。他の医院で治療経験もあり一人で治療椅子に横になれました。でも、とても緊張気味です。何とかスタッフとは治療の練習をしました。しかし私が近ずくとMちゃんは起き上がってしまいました。微妙な距離を置いて拒絶の態度です。(右写真)
 このような子どものサインを見逃してはいけません。今日は、スタッフとの治療の練習が上手にできたのでこれで良しとします。私はMちゃんと次回の治療の約束をして終わりにしました。

六月二十日 咬合圧機能印象。
 使用中の総義歯を利用して義歯に噛む力がかかった状態を印象する方法を機能的咬合圧印象といいます。
 Kさんの上下の旧総義歯を使って咬合圧機能印象を行いました。その型から新しく作る総義歯の作業模型を作っているところです。(左写真)この状態になるまで五回ほどの診療と一ヵ月半の期間が必要でした。型をおこしたらあと数回で新しい義歯が出来上がります。

六月十九日 日曜日。
 私の次男(中2)は、胸部が貧弱で肺が発達しそこなっちゃうのではないかと心配しています。彼は花粉症もちで、その季節はかわいそうです。私は彼に花粉がない季節に体を鍛えろと忠告しました。そこで今週から日曜には一緒に五キロのジョギングをすることに成りました。前半は、彼のハイペースについていくのが精一杯でした。貧弱と思ってもさすが若者随分とばします。この調子で五キロまで行っちゃたら大したものだとおもいましたが、そうは行きませんね。彼は、3.5キロ地点でへばってしまいました。今日は初めてだからこんなもんでしょう。来週は、完走してほしいものです。継続は力です。

六月十八日 中心結節。
 小学生のお子さんの口の中を見てください。生えてきたばかりの小臼歯の噛む面に「ツノ」のような突起を見ることがあります。(左写真)これは歯の形がつくられるとにき造られ過ぎてしまった形成異常で中心結節といいます。形の異常以外特に不具合は無いのですが、噛む面に突出しているのでここが折れやすいです。折れると大変です。中心結節が折れると歯髄(神経、血管が入っている組織)が露出するので歯髄炎を起こしてしまいます。私は、中心結節を見つけたら折れにくいように周囲を樹脂で補強しています。
 今夜は、歯科医師会西南支部の役員会が古河市でありました。こんな時は、晩飯をゆっくりたべる時間がないのが辛いです。

六月十七日 こどもの治療。
 Mちゃん二歳です。むし歯があります。前回はおばあちゃんと一緒に来院しました。当たり前ですが、歯医者が初めてだったので泣いてしまいました。治療椅子にも近づけません。今日は、二回目で、おじいちゃんと一緒に診療室に入ってきました。おばあちゃんは待合室で控えています。
 でも、Mちゃん二歳、今日は泣かずに一人で治療椅子に座れたのです。もちろんむし歯の治療を開始できる状況ではありませんが、我々にとっては、一歩前進の大成功だったのです。(左写真:おじいちゃんはすこしあせっている。)
 しかし、せいいっぱい頑張ったMちゃんでしたが、待合室に戻ると祖父母二人から「治療ができなかった。」事をすごく責められています。さてさて、むし歯になってしまったのはMちゃんのせいでしょうか。二歳の子がむし歯治療ができないのは当たり前のことです。大人だって本当は逃げ出したいのですから。
 今日は、待合室で祖父母は、Mちゃんを思いっきり褒め上げなければいけなかったのです。一回目より二回目の方がうまくできたのですからね。すると子どもは自信をつけて難しい虫歯治療にも挑戦する意欲がわいてくるものなのです。
 幸い賢いおじいちゃんおばあちゃんでしたので私のアドバイスをすぐに理解してくれました。次回の来院が楽しみです。次回は、治療の練習をしたいですね。

六月十六日 飯島小学校打ち合わせと学校歯科委員会。
 木曜日で休診ですが、午前中は飯島小学校にうかがって来週の「むし歯予防集会」での講話や28日の歯科健診と歯科保健活動の事について校長先生養護の先生と打ち合わせをしました。(左写真)
  午後は、茨城県歯科医師会の学校歯科委員会がありました。県歯科医師会館が改築中なんで県庁舎近くの茨城県開発公社ビル内の会議室で開催されました。県歯科医師会館が当分のあいだ使えませんから当分はこのビルで委員会が開催されるでしょう。歯科医師会館が、新しくなるのが楽しみです。
 かあちゃんと二人で水戸に出かけたのですが、もちろんかあちゃんの目当ては歯科医師会ではなく水戸の近代美術館とうんまいケーキ屋です。

六月十五日 「仕上げ磨き」で身も心も美しく。
 左の写真は人工の歯です。虫歯になってしまった部分を切削して取り除いた後に金属や樹脂、陶材などさまざまな材料や技術を駆使して形や機能を回復するのですが、やはりオリジナルに勝るものはありませんね。
 私は、坂東市の嘱託歯科医です。今日は、岩井保健医療センターで三歳児歯科検診がありました。毎回三十人前後を検診します。家庭での歯科保健にたいする関心も高まっている様子で、むし歯の数が減っているような気がします。幼児のむし歯予防は、大人がしっかり仕上げ歯磨きをしてあげることがとても重要です。幼児にはむし歯予防のための歯磨きをする技術が身に付いていないからです。
 同じ「むし歯無し。」の検診結果でも大人が「仕上げ磨き」をしている子どもは口の中の歯の美しさが違います。その清潔な感じは観てすぐ分かります。きっと、身も心も美しい人に成長するでしょう。手を掛けただけこどもは美しく成長するでしょう。

六月十四日 訪問歯科診療。
 新しく製作して装着し義歯は、すぐにうまく使えるわけではなく、少しずつ訓練して使えるようになるのです。訓練期間は個人差がありますが、初めて義歯を入れた人はおおむね三ヶ月と思ってください。三ヶ月訓練してやっと、義歯を装着したままうまくしゃべれたり食事ができたりできるようになるのです。
 義歯をはじめて装着した時は、その違和感からできるだけ小さな方が楽に入れていられると思いがちです。確かに入れておくだけなら小さな義歯のほうが楽ですが、噛める義歯はできるだけ大きくつくらなければなりません。それは、歯ぐきにかかる力を分散して単位面積あたりにかかる力を小さくしなければいけないのです。良く噛める義歯は、思いのほか大きいのです。  「老健きねぶち」に入居しているTさんの訪問診療ををしました。義歯があちこち削られて小さなものになっていました。テッシュコンデショナーという材料を使ってTさんの義歯を機能的に大きく拡張しているところです。(左写真)

六月十三日 ラークスパーにアプローチするハナバチ。
 梅雨入りなのに良い天気だし風があって湿度が低い、なんてさわやかな日だ。昼休みに外に出てうちの花壇の写真を撮った。青い花、ラークスパーにたかってせっせと蜜をあつめるヤツがいた。トラマルハナバチかな。

六月十二日 良く噛んで長生き。
 梅雨入りだそうだ。蒸し暑い日曜日ですね。今日は日差しが強く暑そう。でも、午後四時には陰ってきて涼しくなってきた。五キロ走ったが、汗をいっぱいかいて、ちょいばてぎみ。ジョギング直後体重は61.8kgだ。
 長生きのコツは良く噛むことだ。良く噛んで食物を口の中で粥状にする。粥状になるまで良く噛む。そして飲み込む。わかっちゃいるけどコレガけっこう難しい。しかし、百歳以上長生きしてる人を見ているとやっぱり良く噛んで食事をしているらしい。
 私は、数週間前から良く噛んで食物を粥状にしてから飲み込むようにしている。そして、最近変ってきたことがある。腹の調子と便の性状が変ったのである。(具体的な話は省略するね。トイレに水槽があってプレコを飼っている。左写真。) なんか、やっぱり良さそうだ。やっぱり良く噛まなくちゃ長生きできないぞ。

六月十一日 経験値!
 ちょっと蒸し暑い土曜日。窓の外の雑草たちは元気だな。草刈しなくちゃならない。でも、ちょっと体調不良で今はやる気になれない。
 私の体調不良は、もちろん右上顎の痛みのことだが。結局、上顎洞炎だった。間違いない。経過が長いと不安になるものだ。数年前に同じような経過をたどった事があってやはり四週間ぐらい痛みが続いてすごく不安だった。頬部に感覚異常が現れたので不安に勝てずに、きぬ医師会病院の耳鼻咽喉科で診察を受けた。主治医は、CT画像を指差し「この辺の上顎洞の炎症でしょう。」とおっしゃった。私は、それでも不安で「先生、カルチ(癌)じゃないでしょうか。」と聞いてしまった。先生は「カルチじゃないでしょう。」と丁寧に説明してくださった。この経験が無かったらもうとっくに耳鼻咽喉科に行っているところだ。
 歳を重ねると経験値があがる。これまた人生は楽しい。

六月十日 台風か!
 台風がやってきた。気象衛星のおかげでリアルタイムで台風のいばしょがわかる。気象衛星が無かった時は、大変だったろうね。気象データを収集する任務を命がけで行っていた人たちがいたんだろうか。
 かつて、「スパイ大作戦」というアメリカ製のテレビ番組(白黒で60分もの)があった。私は、当時中学生だったが毎週楽しみにしてる大好きな一本だった。原題は「ミッションインポッシブル」だ。
 映画「ミッションインポッシブル 2 」をDVDで観たが、なんかのどかで田舎くさいしスマートじゃないね。一回観れば十分だ。かつてのスパイ大作戦の勝ちだな。
 数日前にMさんの総義歯が完成した。義歯に名前が入ってます。(左側写真。)Mさんは使い慣れた上下の総義歯を紛失してしまったようです。新しい上下の総義歯を心待ちにしていたことでしょう。でもこれからが大変です。あたらしい総義歯を機能的なものにするために何回も微調整しなければならないからです。
 義歯をお使いの方は、くれぐれも使い慣れた義歯を失くしてしまうような事のないよう注意してくださいね。


六月九日 冒険だ!
 私が、かつて抱いていた「冒険」のイメージは、あまり情報のない前人未到の地域や記録に果敢に挑戦するということです。
 斉藤実さんと堀江謙一さんがそれぞれの方法で単独無寄港世界一周を達成した。お二人とも冒険家に違いない。しかし、堀江謙一さんのインタビューと彼のヨットの装備をTVで見た私は、かつて抱いていた「冒険」のイメージとはかなり違うような気がしました。成功の背景には緻密な計画と多くの情報収集、周到な準備があるのですね。冒険する魂はゆるぎないものでしょうが、細やかに情報収集してリスクを回避して目標を達成するわけです。
 日々の暮らしは、毎日がかつての冒険のようなイメージであるような気がしてきた。今後、日々の暮らしがどうなるのかモデルがない。超高齢化を一つあげても前人未到の世界だ。誰かの真似をして頑張れば何とかなるってなわけにいかないだろう。すべてが、自己責任の冒険ということか。私が、今日こんなことを考えたのは、上顎洞炎が、快方に向かっているからだろうか。たしかに健康なら日々の冒険も苦にならないしむしろ楽しみだろう。
 子どもの頃は、夏のおやつと言えばトマトだった。夏は、トマトを腹いっぱい食ったもんだ。

六月八日 訪問歯科診療とスタッフ会議
  水曜日、昼休みに「老健きねぶち」さんに入居しているTさんの治療にでかけました。Tさんは自力で歩行ができず移乗も非常に困難なので「老健きねぶち」さんに訪問して診療を行うことにしました。左側写真は、「老健きねぶち」さんの医務室をお借りして義歯の調整をしているところです。義歯の調整や修理などは訪問して診療することも可能です。食事は誰にとっても楽しみの一つですね。私は、義歯の調整で楽しく食べる事ができるようになることがとても重要だと考えています。むし歯の処置は、治療室に出向いていただかないとできません。私の診療室では、治療器具や機材の関係で訪問してむし歯を治療することは難しいからです。
 午後は、スタッフ会議を開催しました。6月28日に飯島小学校で実施する学校歯科保健活動の予行演習をしました。スタッフそれぞれが特色を出した内容の講話を用意していて頼もしいです。右側写真は、出し物を前に予行演習する歯科衛生士ハリガエです。今年もきっとうまく行くでしょう。

六月七日 Kさんの義歯
  本日Kさんの新しい義歯が入りました。今までの義歯よりも意図的に下顎の位置を大きく後方にずらして作りました。はじめは違和感がありなれるまでには三週間ほどかかると思います。
 長年インドネシアに単身で出張していたKさん、義歯のトラブルでは苦労しました。最もご苦労だったのはご本人でしたが、義歯のトラブルのたびにご家族も苦労されたと思います。私も少し苦労しましたよ。現地の歯科医は義歯の修理機材を持っていないようで、しかたなくkさんの義歯を空輸して修理したこともありましたね。だから修理後の微調整やら噛み合わせを確認することもできなかったので下顎の位置が前方にずれてしまっていたのです。
 義歯の仕上がりを楽しみにしていたKさんに試しにテストフード(おせんべい)を食べてもらいました。 新しい義歯の噛み心地は、なかなか良好な様子です。義歯に名前が入っています。臼歯部の人工歯は金属ブレード(レービンブレード)が付いています。
 Kさんは、今は内地勤務ですからダイジョウブです。義歯が当たって痛くなったらいつでも来院していただけますからね。でも来週から一週ほどインドネシア出張だそうです。出張前に新義歯の噛みあわせを一度チェックしたいですね。

六月六日 ヤフオク!。
 今日は体調不良だが、四キロをハイペースで走った。ちょっとばてた。上顎洞炎、いたい。
 ネットオークションのことが時々ニュースでとりあげられます。良い話題もあり、詐欺などの悪い話題もあります。インターネットの中もその辺の大通りと同じことでしょうな。良い人や悪い人が行き交っている。良い人にめぐり合ったり、悪い人に出会ったりしちゃいます。インターネットの中も社会の一部ということです。
 私もネットオークションを頻繁に利用します。既に店頭から姿を消した古いパソコン部品が格安で手に入ります。不用品の処分は最も効率よいリサイクルだと思っています。左写真はオークションに出品したワイングラス。家中の不用品を処分して三十万円ぐらい溜まったら最新のパソコンを買うつもりです。(家族はパソコン買う前に薄型液晶テレビを買えと言っている。)

六月五日 ジョグジョグ、ジョギング。
  体調不良で既に二週間も走っていないのだが、一昨日からジョグを再開した。一昨日は約二キロ、昨日は五キロ走った。本日は六キロ走ったが、とても辛かった。三日以上走らないでいると筋力が低下してしまうらしい。元に戻るのは二週間ぐらい掛かりそうだ。
 まだ、上顎洞炎のなごりが残っていて右上顎犬歯根の先端あたりが痛いし、頬表面が知覚過敏になっている。鎮痛剤を飲むほどではないのだが、骨が痛いようだ。(歯髄炎ではないことは明らかなのだが。) あまりに痛みが長く続くとちょっと不安です。上顎の骨内で腫瘍が成長して周囲を圧迫しているのではないかとやっぱり不安になってくるのです。
 このたびは不健康をとっても意識した。健康は無償ではないのだと思う。明日からも健康にジョギングできるだろうか。ホノルルマラソンは、遥かかなた。

六月四日 むし歯予防デー。
  本日むし歯予防デー、これから一週間は口腔衛生週間ですね。各地で口腔衛生関係のイベントが開催されると思いますのでチャンスが在りましたら是非参加してくださいね。
 小さいときから歯が弱くしょっちゅう歯科医院に通っている人は安心です。何故なら、歯科医院に行けば虫歯の早期治療はもちろんですが、歯周病のことについて説明を受けたり、具体的に歯ブラシの使い方の指導を受けたり、歯周病と喫煙の関係や妊娠との関連など、通うたびに口腔衛生の知識が増えます。
 いっぽう歯が生まれつき丈夫だった人はどうでしょう。むし歯が無いので歯科医院に通ったことがありません。歯ブラシの使い方は、自己流です。歯周病のことなどきいたこと無いので知識は乏しいです。だから初期の歯周病を見逃してしまいます。四十代になって歯周病が極度に進行した状態、歯が揺れてくる、歯茎が腫れて膿がでる、等に成るまで歯科医院に来ることは無いのです。極度に進行した歯周病は抜歯するしかないのです。
 この両者五十代後半にはどうなるでしょう。歯が生まれつき丈夫だった人のほうが、小さいときからむし歯で苦労している人よりも残っている歯の本数が少なくなっているのです。八十歳までに二十本の歯を残せるのは、マメに歯医者に通っている人です。
 歯が生まれつき丈夫でここ数年歯医者に行ったことが無い人は、口腔衛生週間のうちに歯周病の検診を受けるために歯医者の予約を取りましょうよ。

六月三日 金曜日。
  午後一時半から、(うちの診療室は昼休みの時間帯だが、)坂東市役所で会議があった。国保運営協議会である。合併後初めての会議だった。。

六月二日 タンドリーで焼いたナン。
  本来、ナンはタンドリーという窯で焼くものだが、タンドリーで焼いたナンは美味い。(左写真) 岩井にもタンドリーを備えた「サージ」というインド料理店がある。サージは社長の名前で社長はパキスタン人らしいからパキスタン料理店だという話もある。私にとってはどちらでも良いのだが、出てくるものがウマければ。カレーも美味い。マンゴーラッシーも美味い。ピラフのようなものもウマかった。シシカバブはちょっと塩辛い。(本来の味なのだろうか。) スリランカ人の店長らしき人とインド人のコックさんが居る。二人の共通語は英語と日本語らしい。彼らの会話は、日本語混じる英語だ。オーダーも日本語が通じるから安心だ。お店の隣はインドパキスタン系の食材店になっているてこちらも面白い。岩井でちょっと変ったランチ(680円ぐらいから)を試したくなったら「サージ」だな。
 うちのかあちゃんが、お店できいたレシピで美味しいナンに(ガスオーブンで)挑戦しているものの今ひとつキレガない。表面パリッと中はモチモチは、タンドリーでないとだめなんじゃないかな。。

六月一日 虫たち。
  今日から六月ですね。暑い一日になりました。ちょっと蒸し暑いのでエアコンを使ってしまいました。写真は、うちの花壇の薔薇に集まってきた虫たちです。

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