二〇〇四年 三月 デンタ日記
三月三十一日 ウオーターピック
 私は、五十歳です。時々ウオーターピックを使います。ノズルから勢い良くジェット水流が出て歯肉溝や歯間に溜まったプラック(歯垢)を洗い流します。体調が悪いとき、ちょっと歯ぐきがはれぼったいときに使います。気持ち良いですよ。歯茎がひどく悪化する前にこのウオーターピックを使うと数日で軽快します。
 若いときに比べて歯と歯の間に隙間が目立つようになった人、歯間ブラシがうまく使えない人。歯ぐきの炎症が気になる人、歯ぐきの腫れや口臭が気になる人。ウオーターピックが有効です。
 購入や使い方は歯科衛生士や歯科医に相談しましょう。


  

三月三十日 最後の一本
 Kuさんが、奥歯が動揺してどうしょうもないから抜いてくださいと来院されました。診察すると義歯のクラスプ(金属のバネ)がかかっている歯です。ほんとにどうしょうもないので最後の一本の歯を抜くことになりました。傷が治ったら下顎は総入れ歯になります。
 義歯がかなり磨り減ってゆるくなっていました。(左写真)もっと早く義歯を作り直す等の手をうっていたらこの歯はもう少し長持ちしたかもしれません。残念です。不具合など感じなくても、残存する自分の歯を守るために義歯の調整や修理が必要な場合があります。義歯も定期健診をして歯科医にチェックしてもらいましょう。



三月二十九日 ちいさな花
 院長室の日当たりの良い窓際に置いてある鉢植えの木にちいさな花がさきました。すっかり春です。この木の名前を知りません。ご存知の方は教えてください。
 スタッフが少なくなってちょっと大変です。求職中の歯科衛生さんをご存知のかたは教えてください。


  

三月二十八日 桜七分咲き イチョウ樹齢壱千壱百年
 今日は日曜日です。穏やかな一日でした。九時過ぎに朝の散歩に出かけました。いつもよりゆっくりのペースであちこち写真を撮りながらのんびり歩きました。 道端の桜は七分咲きでしょうか。来週の週末が満開でしょうかね(写真左)。長谷寺のイチョウの木はいつ見ても圧巻です。(右写真)樹齢壱千壱百年だそうです。お乳が出ない母の願いをきいて乳房のようなところからお乳を出してその母子を救ったという言い伝えがあります。
 来月、四月から健康保険診療点数の改定があります。午後からその説明講習に古河まで出張でした。今日はいい天気でのんびりあちこち出かけたかったのですが、残念。来週は花見に出かけたいですね。


 

三月二十七日 歯が破折
 Soさん二十代の女性です。昨日急患で来院しました。お家でドアにぶつけてしまったそうです。右上の中切歯(ちゅうせっし:真ん中の前歯)の歯冠が折れてます。歯髄(歯の中心の神経とか血管がある組織)が露出して赤く盛り上がっています。(写真黄丸の部分)レントゲン写真で見ると歯根は折れていないようです。抜髄(いわゆる神経を抜く)しました。とりあえず欠け落ちた部分は光重合レジンで修復しまし、見た目はなんとか回復できました。
 Soさん、虫歯もなくきれいな歯並びの方です。事故で前歯が欠け落ちてしまって大変ショックだったと思います。残った歯根を大事にしてなんとか自然に見えるように歯を補っていきたいと思います。
 春、そして年度替わり。みなさんいろいろいそがしい季節です。ちょっとした油断がおおきな事故に繋がってしまうかもしれません。みなさん、こんな季節こそ気を引き締めてくれぐれも気をつけて油断されませんように。



三月二十六日 美しい歯ぐき
 Yさんは、五十代の男性です。一月九日に四〇年ぶりに当医院で歯科治療をはじめました。今日は、左上の犬歯にポーセレンのブリッジが入りました。隣の歯と調和して美しくできました。
 でも、みなさんに見てほしいのは、Yさんの歯ぐきです。とてもきれいです。初診から二ヶ月半、歯科衛生士と共に歯石除去を頑張りました。そして、家では歯科衛生士から指導を受けた方法で的確な歯磨きを実施しているのでしょう。Yさんの努力の結果が、この美しい歯ぐきです。
 Yさんのように的確な歯磨きができなければ、どんなに高額な治療をしても長く持ちません。



三月二十五日 山崎 ごくろうさま
 歯科衛生士の山崎が、今日付けで退職しました。今日は休診日なので昨日が最後の勤務でした。左の写真は、昨日山崎が患者さんに義歯の取り扱いを説明しているところです。勤務終了後、みんなで「散歩道」に食事に行きました。同僚が花束を贈りました。(右写真)  「山崎、三年間ご苦労様でした。」
 優秀なスタッフを失うのは当医院にとって痛手です。痛いです。すごく痛いです。とっても痛いです。でも、私は「やりたい事は、躊躇せずやり始める。それが若さ。」と思っているので山崎の新しいチャレンジを引き止められません。 職種は変わっても専門職としての心掛けは変わるものではありません。山崎には、さらに大きく羽ばたいてもらいたいです。



三月二十四日 裏側
 Kさんは五十代の女性です。今日、奥歯を二本抜きました。その歯は、虫歯ではありません。歯周病が歯根の先端まで進んでしまったのです。
 Kさんは、歯が丈夫なので今まであまり歯医者にかかったことがありませんでした。歯磨きも熱心にしていたので歯並びの表側はきれいです。(左写真) しかし、歯並びの裏側を鏡でみると悲惨な状態です。(右写真) 歯石が大量に付着しています。歯ぐきは腫れています。歯を支える骨が溶けてしまっています。 
 Kさんは、歯科衛生士から指導をうけて自己流の歯磨き方を改めているところです。また歯石をすこしづつ取っているところです。歯科衛生士とともに頑張っていただき残りの歯はできるだけ長く保ってほしいと思います。
 歯が丈夫だと思っている方にこそ歯科医院での定期健診をおすすめします。



三月二十三日 ダミーの下
 Sさん三十代の女性です。右下のブリッジのあたりがなにか変な感じがする。へんなにおいがする。ということで来院されました。レントゲン写真を撮ると虫歯のような像が写っています。そこでブリッジをはずしてみました。ダミーの下の部分(右写真の黄丸部分)には歯垢、歯石がいっぱい付いていました。これも臭いの原因のひとつです。ダミーの下にあった歯肉も炎症を起こしています。(右写真)①の部分は歯周病も進んでいます。②の部分は虫歯です。いずれも軽度なので再治療によってブリッジを作り直すことにしました今度のブリッジは歯垢が溜まりにくく清掃しやすい形のものにします。



三月二十二日 歯が破折
 Fさん三十代の女性です。昨日転倒して右上の前歯二本を折ってしまいました。痛みもさることながら、事故で前歯を失ってしまった落胆は相当なものだと思います。折れた一本は歯髄(歯の中心の神経とか血管がある組織)が露出してますので抜髄(いわゆる神経を抜く)しました。欠け落ちた部分は光重合レジンで修復しました。今後多くの処置が必要ですが、見た目はなんとか回復できました。
 事故で前歯が抜けてしまった場合でも冷静に抜け落ちた歯を捜して確保しそれをもって歯科医を受診してください。早い対応があれば抜け落ちた歯でも元の位置にもどる可能性があります。



三月二十一日 レッドテールブラックシャーク
 あつささむさも彼岸まで。きょうも寒い日でしたね。昨日の講演に出かけた疲れが残ってなんとなくぐったりです。
 トイレに水槽が二つ置いてあります。私は狭い家に住んでいるのでほかに水槽を置く場所がありません。この水槽でザリガニと熱帯魚を飼っています。写真はレッドテールブラックシャークです。正式な名前は知りませんが、熱帯魚屋さんではそう呼ばれています。稚魚の時に体型がサメに似ているからです。今は大きくなって体型がコイに似ています。ドジョウの仲間です。テリトリーから侵入者を追い払う習性があるので、しょっちゅう他の魚を追い掛け回し意地悪な性格に見えます。ザリガニと同じ水槽で飼っています。はじめはザリガニの方が小さかったのです。さんざんザリガニを追い掛け回してツンツン意地悪してました。(本当は意地悪でなく本能。)今はザリガニの方が格段に大きいです。今後どのような展開になるでしょう。



三月二十日 冷たい雨に
 今日は、有楽町朝日ホールにスッタッフ三人と共に出かけました。酒田市で開業されている歯科医熊谷崇先生の講演会があったからです。外はとても冷たい雨が降っていましたが、世界一の歯科診療所づくりを目指す熊谷先生の講演は熱気のあるもので感銘をうけました。(写真右)10時から16時30分までの講演でした。講演を聴くのも緊張するのですよ。肩もこります。終わったらぐったりです。昼食の時間が短かったので近くのコーヒーショップでサンドイッチです。(写真左)
 私は、日ごろの診療で視野が狭くなりがちです。プロとして目標、計画、評価を忘れがちです。目標をさだめ計画を立て達成できたか評価する。小学生でもやってることですが、しっかりしなければ笑われます。当たり前ですが、プロとして成功しないでしょう。わあっつ!反省反省反省の一日でした。



三月十九日 歯ぐきも春色に
 二十年間歯医者に来たことがなかったSさん。二月二八日の初診の日からちょうど二十日間経ちました。歯科衛生士が歯石を取って歯磨き指導をしてきました。Sさんも歯磨きを練習されてとても上手になりました。歯ぐきもきれいなピンク色(春色)になりました。
 今日は左上の一番目、二番目の前歯の虫歯を光重合レジンを使って修復しました。Sさんの笑顔が、素敵になりました。



三月十八日 歯と歯の間に虫歯が、
 Uさんの左上の親知らず(中心から数えて八番目の歯)。噛む面には虫歯がなかったのですが、レントゲンを撮ったら歯と歯の間、つまり隣の歯に接する歯の側面に虫歯がありました。もちろんその接していた隣の歯(中心から数えて七番目の歯)も虫歯になっています。
 この親知らずは噛みあう相手の親知らずがないので抜歯しました。隣の歯は次回に治療する予定です。
 自覚症状がなくても虫歯が進行していることもあります。みなさんも歯に痛みや不具合がなくても歯の定期健診を受けてくださいね。診療室で診察したりレントゲン検査でなければ発見できない虫歯もあるのです。



三月十七日 春の暖かな日は急患が多い
 とても暖かな一日でした。(風は強かったですね。)こんな日は、急患が多いのです。年度末、みなさん何かと忙しく、なにか期日がせまっているのでしょうか。そして、今日のような暖かな日、ちょっと無理をしていて体の抵抗力が下がってしまうのでしょうか。気になっていたあの虫歯が、疼きはじめるのです。みなさん、健康第一、健康に気をつけてくださいよ。痛くなる前に定期健診です。
 さて写真はナナシ(私の飼っているザリガニ)です。ちょん切られた左第一歩脚、第二歩脚のところに新しい脚が出てきました。たけのこのようですね。(黄色丸内)次に脱皮すると完全な脚になります。ザリガニは甲羅の傷を治すためにイレギュラーな脱皮をすることがあるそうです。(自然界では通常年二回)
 だれですか。「虫歯も脱皮して新しい歯が出てくるといいな。」と思ってるのは。実は私も同じこと考えてるんです。虫歯になったら歯が脱皮して修復する..なんてね。



三月十六日 6424、8020
 Kさんは、七十二歳の男性です。二十三本(うち二十一本は虫歯になってない。)の歯が残っています。64歳までに24本の歯を残そうという運動6424は達成しています。おなじく80歳まで20本の自分の歯を残そうという運動8020も達成可能だと思います。喪失した五本の歯を補うために取外し式の義歯を入れました。写真は、はじめて義歯を入れるので、鏡を見ながら脱着の練習をしているところです。
 Kさんは、歯が丈夫です。歯で痛い思いをしたこともありません。だから、今まで歯医者に通ったことがありませんでした。初診は、昨年十一月でしたが、二本の抜歯と二本の虫歯の治療そして大量に付着していた歯石の除去に四ヶ月ちかくかかってしまいました。ご自分の歯を大事に手入れしていただくとともに、入れ歯も使いこなしていただき8020どころか10023(100歳まで23本歯を残す)を達成していただきたいと思います。



三月十五日 ぎーやんない?
 Maちゃんは四歳の女の子。頑張り屋さんでかなり我慢強いと思います。だって、前回が初診でお父さんと一緒の来院でしたが、はじめは独りで診療室に入って来ました。そして自分ではっきり我々に「きょうは、
ぎーやんないの。」と言ったのです。
 今日は二回目の診療でお兄ちゃんお母さんと一緒に来院です。以前に他の歯科医院でサフォライド塗布の経験があります。その処置のとき虫歯の部分をすこし器具で切削したのかも知れません。それが、Maちゃんの言う「
ぎー」なのでしょう。我々にとっては簡単な処置でも予告無く突然の行為は小さなお子さんにはこの上ない恐怖としてインプリントされるかも知れません。(私も同じ失敗を何度もしました。)
 Maちゃんの不安を取り除き信頼を得るには遠い道のりです。今日はバキュウムとスリーウエイシリンジを使って治療の練習をしました。Maちゃんの練習の様子を観るには下記をクリックしてください。
Maちゃんの練習の様子(ムービー)を観る。
注意:680kbt


三月十四日 岩井こども劇場
 今日は日曜日です。長男の中学校の卒業式でした。
 午後は、岩井こども劇場主催の公演会がありました。会場はベルホーレのリハーサル室です。ニュースペーパーという劇団の寸劇(ニュース時事ネタをコントにしてしまう劇団、コントグループかな)を観て来ました。今回はミニバージョンで演者三人で一時間半ぐいらいのライブでした。小規模のライブの方が面白い。と、思います。一般2000円でこども劇場会員は無料です。
 うちは一家四人、岩井こども劇場の会員です。会費がリーズナブルかどうか、個人の価値観相違です。私は、田舎に住んで身近で気楽に年四回ライブに接することができますからリーズナブルであると思っています。岩井こども劇場電話番号0297-36-3504



三月十三日 未来は霧の中に
 今朝はすごい霧でした。ベルホーレの前の将門像もかすんでいます。みなさんのところはどうでしたか。今日は土曜日です。スタッフが有給をとっています。ちょっと忙しくなるかも知れません。
 霧の中で、松任谷由実のアルバムOLIVE「未来は霧の中に」の一節を思い出しました。「未来は霧の中に」という語感が好きだったのですが、...。
    東京のまちはオリンピックひかえ   まるで絵のように時が過ぎた  
    私は9つ 覚えているのは  まだ 未来が霧の中
    ある日目覚めるとテレビジョンには  月を歩いてる飛行士がいた
    私は13 初恋失くして  もう 恋はみんな同じ
    そのうち誰かが火星に降りても  もう 愕かないでしょう
 私は彼女とほぼ同じ年を生きてきました。(彼女は)九歳の時は、まだ未来が霧の中だったのに、十三歳で初恋失くしたら、世界が全て解ってしまったと錯覚してしまった。てことを曲にしたのかな、歌詞の意味をしみじみ考えてしまいました。



三月十二日 異常脱皮?
 じつは、昨日レーニン(飼っているアメリカザリガニの名前)が脱皮していました。前回の脱皮が二月二十六日なのでまだ十四日しか経っていません。前回の脱皮後は体色も青くなにか様子が変だったのです。私がアメリカザリガニを飼うようになってから最短のストロークで脱皮しました。前回の脱皮に不具合があってリカバリーのためにイレギュラーな脱皮になったのかもしれません。
 写真は脱皮した殻です。(この脱皮殻を見るとエイリアンの「フェイスハガー」を思い出しますね。)ザリガニは、この殻を自分で食ってしまいます。脱皮後に甲羅を硬くするのにこの脱皮殻に含まれるカルシウムが必要なのでしょう。また脱皮前にザリガニは胃の中に胃石としてカルシウムを蓄えるシステムを持っています。


 

三月十一日 今日も秋葉原
 先日、私の車の修理をしました。この車は家族と共に在るのでなかなか手放せません。調子が悪い原因は吸気系の圧力センサー部が汚れていて機能しなくなっていたようです。故障というより整備不良でしょうか。もう乗り始めて十四年目に入ってますからあちこちゴミも溜まっています。やはりしっかり整備しないと長持ちしませんね。
 人の体も同じですね。壊れないようにしっかり健康に気を配らないといけないでしょう。私も免疫力を高めようと毎朝散歩しています。病気予防、怪我予防に体を鍛えないといけないと思ってます。みなさんも病気にならないように予防に心がけてくださいね。
 今朝は穏やかでしたね。七時半に散歩に出たのですが、もう陽も高く暖かです。でも九時ごろには風が出てきましたね。風はあるのですがすごく暖かで無性に秋葉原に行きたくなってしました。FD-235-HG(左の写真)はTEAC社製のフロピーデスクドライブです。数年前は、新品で買うと5000円ぐらいしたんです。今日は、秋葉原の露店で105円で売ってました。思わず三個買ってしまいました。なぜかマザーボード(パソコン部品)も衝動買いしてしまいました。やはり春ですね。



三月十日 義歯の修理
 SAさん、左下の第一大臼歯に虫歯が進んで歯根が折れてしまいました。残念ながら先月抜歯しました。抜いた傷がある程度治ってきたので義歯の修理をしました。
 昨日の朝に来院していただき義歯をあずかり、今朝出来上がりました。修理したのは白丸印のところです。歯科技工所に修理を依頼するためどうしても丸一日の時間が必要です。一日義歯がないのはとても不便ですが、預かって修理するととても綺麗に仕上がります。他の部位も研磨するので新しく製作したものと見分けがつきません。使い慣れている義歯なので修理後も違和感無くすぐに食事ができます。SAさんに修理義歯でテストフード(チーズオカキ)を試していただきました。OKが出たので今日の診療を終わりにしました。



三月九日 春は
 午後五時。私の診療室では、いつも忙しい時間帯です。いちばん南側の診療台の手洗いの蛇口の影がやさしい。季節により、日により、そのかたちと色が変化してなごみます。蛇口の影にも季節を感じてしまいます。
 春は、別れと出会いの季節。終わりと始まりの季節。どんな出会いがあるだろうか。どんなことをはじめようか。ちょっとウキウキ。年を重ねても変わらない春のウキウキ。みなさんはいかがですか。



三月八日 歯科衛生士の小出です。
 私の診療室では、衛生士の担当制を採っています。つまり、患者さんとそのご家族ごとに衛生士が決まっていて、歯石除去や口腔衛生指導などを同じ者が担当します。ご家族ごとに衛生士が担当することでより適切なアドバイスができるのではないかと思うからです。みなさんを担当しているのはどの歯科衛生士でしょう。ごぞんじですか。
 左の写真は歯科衛生士の小出です。昨年三月に衛生士国家試験にパスしました。私のところに来て一年経ちます。「素直さとちょっとのんびり」が彼女の「長所」でしょう。最近は、いろいろな業務をしっかりこなします。仕事に面白しろさを感じると言っています。何事にも興味をもって基本的な部分から確実に身に着けていってほしいと思います。私の知らない間に写真とったんだね。今日の写真を探してデジカメ見たら入ってました。まっ!いいや。せっかくだから公開しちゃえ。


三月七日 秋葉原ITセンター
 今日は、日曜日。私の車を修理するためにかみさんと柏まで出かけました。ついでに(?)秋葉原まで行っちゃいました。秋葉原の駅前は、秋葉原ITセンターの工事中です。巨大なビルが三棟できるようです。IT関連の情報センターになるのでしょうか。秋葉原の街も様変わりするのでしょう。その完成が楽しみです。
 朝の散歩の代わりに秋葉原の路地を4Kmほど歩き回りました。怪しいパソコン部品店や露店を、掘り出しモノはないかと見て回るのです。が、大概のPC部品は既に家にストックがあるのです。我が家には、多分ちょっとしたジャンク屋と同じ位のパソコン部品ストックがあると思います。今日は、とても寒くて露店で立ち止まっていると指先が冷えてしまいます。
 「九州じゃんがら」を食べ、中古のDVDを6タイトルと100円のSCSIケーブルを買って今日の秋葉原散歩を終わりにしました。その間、かみさんは、河童橋道具街にでかけていたのでした。



三月六日 春の消防点検式
  今朝は七時半ごろ散歩に出かけました。ベルホーレの駐車場で春の消防点検式が行われていました。消防車が十数台並んでいましたよ。壮観です。ピカピカに整備された消防車はメカニカルでかっこいいですね。
 最近ひいた鼻かぜがなかなか抜けません。体調が今一つ。朝の散歩も怠けて週二回になっていました。四日も歩かないでいると筋肉がなまります。腿と背中の筋肉がきしみます。明日からは毎朝散歩に出かけます。


三月五日 ラーメン食べたい。
  昨日の新聞に小泉さんが、昼飯に首相官邸近くに歩いてラーメンを食べに行った事が載ってました。写真や記事の内容から「九州じゃんがら赤坂店」のようです。私も「九州じゃんがら」のファンです。私が行くのは秋葉原店です。秋葉原のあの通りにいつも行列ができているからご存知の方も多いでしょう。
 パソコンが好きな私は、十五年前から秋葉原に通ってます。私が秋葉原に行くと秋葉原じゅうの「怪しい部品屋」をくまなくチェックしなければ気がすまないのです。数時間で秋葉原中を回るので昼飯を食ってる暇など無いのです。まして行列するなどもってのほか。しかし、あるとき十年来気になっていたこの「九州じゃんがら」に立ち寄りました。それ以来ファンになりました。今では、秋葉原に行ったときの昼食は必ず「九州じゃんがら」です。
 ああを!ラーメン食べたい。秋葉原いきて!


三月四日 DVDの特典映像
 今日は休診日ですが、デスクワークをしてます。気分転換にこれを書いています。
 ロードオブリングがオスカーをいっぱいとりましたね。うちのかみさんもロードオブリングが大好きです。劇場でも観ていますがDVDを洗濯物をたたみながら何回も見てます。原作本も読んでいます。私にも観ろとすすめるのですが、私はメトリックスの方が好きですね。
 DVDにはおまけ(特典映像)が付いていますね。私にとっては、この映画職人たちの裏話も楽しみの一つなんです。私の学生時代(約20年前)は、スクリーンという映画雑誌などを読み漁って映画の裏話をゲットしたのですが、DVDには本編と裏話が一緒についているのでとても便利です。だから、いつも劇場に行くのをじっとこらえて「オマケ付きDVD」を買ってます。また、DVDでは何回も観られるのでオリジナルの台詞回しを聞き取れるのが、また楽しいです。(哀しいことに劇場では字幕を読むのが精一杯で台詞を聞き取れない。)
写真はメトリックス三部作の監督ウヲシャウスキー兄弟です。兄は哲学書が、弟はコミックとビデオゲームが好きだとかききましたが。


三月三日 抜歯と義歯の修理
 IKさんは、義歯の患者さんです。最近、上の二番めの前歯を抜歯しました。そして今日は抜いた部位の義歯の修理が出来上がりました。写真からはどこが修理されているかわからないと思います。テストフード(チーズオカキ)を食べていただき以前と変わらない使用感であることを確認して今日の治療を終わりました。
 患者さんは、抜歯すると義歯をはじめから作りなおさないといけないと思っている方がいます。でも、すべてのケースでではありませんが義歯の修理で対応することもできます。新しく作るより修理のほうが時間も費用も少なくて済みます。何より使い慣れた義歯なので早く適応できます。

三月二日 定期健診にはメモを持って?
 Maさん。今日は一年ぶりに定期健診に来院されました。メモ(左の写真)を持ってきました。ちょっと気になるところがありどんな状態か自分で感じることを図に描いて持ってきてくれたのです。
 メモに書いてある部位のレントゲン写真を撮ってみると、歯根と金属冠の継ぎ目部分が虫歯になっているようです。金属冠をはずして再治療をすることになりました。患者さんの感覚は鋭いと思いました。当然ですね、ご自分の体のことですから一番良くわかるはずです。それを図解してくれたのがアイデア賞ですね。
 みなさんも定期健診にはメモを持ってお出かけください。

三月一日 義歯の不具合
 Saさん、一ヶ月前から義歯の具合が悪くなってしまいました。噛むと痛いのです。義歯安定剤を使ったりしていましたが、ふじゅゆうなので来院されました。
 義歯の痛い所をご自分で削ってしまう患者さんがいます。でも、決して良くなりません。結局、歯科医院で歯医者に調整してもらうことになります。Saさんの場合は義歯が歯ぐきに当たる場所に問題があるわけではなく、人工歯の噛む面の不具合(写真のグリーン色のマークがあるところ)だったのです。ここを調整したらまた良く噛めるようになりました。義歯の不具合は歯医者で解決するのが一番の近道ですよ。
 義歯安定剤も一時しのぎで根本的な不具合を解決したわけではありません。どうしても来院できない事情がある場合は別ですが、義歯安定剤を使いたくなったら歯科医に相談しましょう。


二〇〇四年 三月 デンタ日記


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